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2024年04月24日(水)
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マーレパワートレイン、電動パワートレインバッテリーの施設を新設

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マーレパワートレイン、電動パワートレインバッテリーの施設を新設

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バッテリーモジュールに関する多様なテストが可能
マーレパワートレインは、自動車メーカーからの厳しいコスト要請を考慮して、最新の自動車電化技術の開発を目指す、バッテリーモジュールに関する多様なテストのための新しい専用施設を開設したことを発表した。

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この施設は、パワートレインに特化するノーサンプトンテクニカルセンターを拠点とし、テスト後評価のために、モジュールとコンパクト車両バッテリーのストリップダウンと分解ができ、最先端技術のテストと検証段階を合理化する目的で、実社会でのシミュレーションテストを実行するための気候制御環境を提供する。

マーレ、エンジニアリングサービス担当ディレクターのSimon Reader氏は、将来の厳しい排出規制目標を達成するための自動車業界向け方法の電化で、バッテリーモジュールなどの技術を可能にすることを開発するために時間とコストを考慮する必要があるとの見解を示し、次のように述べた。
「新しい施設は、バッテリーの評価、テスト、最適化に役立つ広範な機能を提供するために慎重に開発された。このような施設の社内開発は、OEMにとって時間とコストがかかりすぎるため、エンドツーエンドのパワートレインソリューションを提供できるマーレパワートレインが、1つの場所で、コストを削減しながら開発を推進できる、幅広い専門知識と機能を提供するのに最適である。」(Autocar Professionalより引用)

車両開発プロセスを合理化し課題にも対処
この施設は、バッテリーパックの組み立ておよびテスト機能により、シミュレーションされたドライブサイクル条件下でのテストが可能となり、実際の使用環境でバッテリーシステムのパフォーマンスを評価することができる。

そして、テストレミットには、高放電時の電圧レスポンス、温度特性、内部抵抗を含む無負荷電圧、ストレージ容量、熱特性に関する定常状態テストのためのセルとモジュール、バッテリーパックを評価する機能が含まれている。

また、この施設では、新しいプロトタイプユニットの組み立ても可能であり、バッテリー管理システムが本来の場所にあるか無いかにかかわらず、動的テストサイクルと定常状態特性評価テストを実施できる。正確な湿度制御とEUCARレベル5の火災検知および抑制システムからの保護により、摂氏マイナス40度から摂氏100度の温度範囲内でテストを実施することが可能である。

さらに、リモートコントロールできる実験装置は、サイクリングソフトウェアによるモジュールテストと環境用実験装置の制御に適した双方向電源を備えている。

前述のSimon Reader氏は次のように説明した。
「この施設への大幅な投資は、マーレパワートレインが顧客の要件に直接対応できるサービスとソリューションを提供するというコミットメントを反映している。自動車業界のニーズは進化しており、OEMは信頼できるパワートレインパートナーと協力してテストや開発作業を行うことによって、新しい車両開発プロセスを合理化しながら課題に対処することを実現する。」(Autocar Professionalより引用)

(画像はAutocar Professionalより)


外部リンク

Autocar Professional
https://www.autocarpro.in/

Green Car Congress
https://www.greencarcongress.com/

Engine Technology International
https://www.enginetechnologyinternational.com/


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