インテリジェントドライビングの初期テスト実施
9月10日、デルファイは、「Intelligent Driving(インテリジェントドライビング)」の初期テストを通して、レギュラードライビングモードと比較し、二酸化炭素(CO2)が10%以上削減できることが実証されたと発表した。
今回、初期テスト車両にはマイルドハイブリッド車が用いられ、現実の運転条件下にて実施された。
また、ハイブリッドの電気自動車にインテリジェントドライビングを搭載した場合、燃焼機関・ハイブリッド・フル電気自動車を含む、あらゆる推進システムにおける更なる新しい運転支援技術の登場に伴い、インテリジェントドライビング技術は効率性を改善する潜在性をもつ。
燃費向上と排ガス削減
デルファイは、車両電動化の促進とコネクテッド自動運転を組み合わせ、燃費向上、排ガス削減、ドライブレンジの拡大を目指す。
エンジニアリング・エレクトロニクス&電化のヴァイス・プレジデントであるハリー・ハステッド(Harry Husted)氏は、インテリジェントドライビングが近年のクルーズコントロール(アクセル操作なしで自動的に一定速度を維持する機能)により一層適合し、このアプローチによって運転支援システムや自動運転の幅は広がると述べる。
インテリジェントドライビングシステムは、速度・場所・地形・信号パターン・混雑状況などに関するデータを収集し、クラウドから推進コントローラーに情報を集約する。推進コントローラーは、車両速度、エネルギーバランス、パフォーマンスを積極的に調整し、車両がよりスマートかつ省エネの意思決定を行える。
現在、複数のOEMを対象に、インテリジェントドライビングシステムの共同開発プロジェクトの発足が検討され、2021年から2022年での生産を目標としている。
(画像はプレスリリースより)
Delphi Technologies
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