持続可能性などを評価する機関と協力
ブリヂストンは、持続可能で収益のあるサプライチェーンの創出を目指した「グローバルサステナブル調達ポリシー」の実施にあたり、着実な進歩を遂げたと発表した。
そして、2050年までに「100%サステナブルマテリアル化」を行うという同社の方針に基づき、確実に調達を行っていく。
同社は、グローバルサプライチェーンのための持続可能性、リスク、パフォーマンスを評価する機関であるEcoVadisとの連携を通して、資格のあるサプライヤの特定と評価、ベストプラクティスの推進、業界全体のためのコミュニケーションと改善のツールとしての役割を果たすために、サプライヤの環境的、社会的、倫理的なパフォーマンスを監視して評価している。
ブリヂストン・アメリカスの上級副社長兼最高リスク管理責任者であり、ブリヂストンの上級副社長であるChristine Karbowiak氏は、次のように述べた。
「持続可能性の改善は、我々がサプライチェーン全体でパートナーと協力することによって達成される。EcoVadisとの協働に加え、その他の例として、持続可能な天然ゴムのための新たなプラットフォーム(GPSNR)との提携も挙げられる。これは、天然ゴムのバリューチェーンに関する社会経済的および環境的パフォーマンスの改善をもたらす独立したプラットフォームである。」(プレスリリースより引用)
多くのタイヤ材料サプライヤが方針を承認
2018年2月に方針を発表して以来、ブリヂストンによる新たな努力が世界各地で進められている。2019年3月現在、ティア1のタイヤ材料サプライヤの98%(1,600社)が方針を承認しており、また、大多数がEcoVadisによる第3者評価を完了している。
EcoVadisの共同CEOであるPierre-Francois Thaler氏は、次のように述べた。
「ブリヂストンは、責任ある調達慣行に焦点を置くことによって、持続可能性をリードする組織としての良い例である。サプライヤとの積極的なコラボレーションは、すべての企業の社会的責任指標においてパフォーマンスを向上させ、サプライヤが調達するコミュニティに積極的な変化をもたらすための最善の方法である。このパートナーシップは、ブリヂストンが既存の取り組みをさらに発展させ、持続的な効果をもたらすのに役立つ。」(プレスリリースより引用)
ブリヂストンの「グローバルサステナブル調達ポリシー」は、天然ゴムなど、持続可能で収益のあるサプライチェーンを創成するという同社のコミットメントを反映している。
同社の社会的企業責任に対する取り組みである「Our Serve to Serve」に基づいたこの方針は、ビジネスパートナーとサプライヤが、土地の権利保護、原産地のトレーサビリティと回復力に向けた追加要件を含めた、人権尊重、環境基準、製品品質を保持して運営を行うことを期待している。
2019年、ブリヂストンは、評価結果をレビューし、緊急な懸念事項を解決し、サプライチェーンの持続可能性と透明性のためのベストプラクティスに向けた前進戦略を推進させることに焦点を当てている。
(画像はプレスリリースより)
Bridgestone Press Releases
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