イートン、Yuchai Groupに圧縮圧開放式エンジンブレーキを供給

4月17日、イートンは、｢上海モーターショー2019｣(4月16～25日、中国・上海で開催)にて、商用車向けエンジン製造企業であるYuchai Groupに対して、圧縮圧開放式エンジンブレーキを供給すると発表した。

エンジンブレーキは、中国山東省済寧市にあるイートン所有の工場にて生産予定である。トラック生産メーカーの要望に応じ、柔軟性かつ費用対効果は高く、燃費効率は向上する。また、コンパクトであり、小さなエンジンにも対応できる。

エンジンブレーキは、フルエンジンの動作範囲においてブレーキ出力を高める。ピストンが上死点に達する前に、排気弁を開弁し、シリンダー内のガス圧を外へ逃がすことにより、シリンダー内の圧縮が最大となる。

エンジンブレーキの核となるバルブ・トレインは、ドライバーの必要に応じてドライブモードとエンジンブレーキモードに切り替えられ、アッセンブリ(複数パーツが組み合わされた状態)への組み込みも可能である。

車両グループ・eモビリティ部門中国のヴァイス・プレジデント兼ジェネラルマネージャーであるボー・ヤン(Bo Yang)は、Yuchai Groupに対するエンジンブレーキ技術の提供を光栄に思い、コンパクトなエンジンにも対応でき、エンジンの効率性を向上させると述べる。

Yuchai Groupの目標である「持続可能な交通」の実現に向けて、イートンは技術提供によって支援するという。

（画像はEATON HPより）




EATON　プレスリリース
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