デルファイ、ヨーロッパのOEMにBEVs用800ボルトインバーターを供給

Delphi Technologies PLC（以下、デルファイ）は、ヨーロッパのプレミアムOEMに、次世代のバッテリー式電気自動車（BEVs）用の800ボルトインバーターを供給したことを発表した。

今回の契約は、パワーエレクトロニクス分野における中国でのビジネスの成功に続くものであり、これにより、デルファイは、世界のグローバルなプレミアムOEMのトップ4社のうちの3社に対する主要なインバーターサプライヤーとして位置づけられる。

これらの契約は、自動車業界における推進システムの変化する市場ダイナミクスに対応するために、エンジニアリングや検証、製造を含む電化機能をグローバルに拡大するという、独立した公開企業になるためのデルファイの戦略的な投資の結果である。

デルファイのCEOであるRick Dauch氏は、次のように述べた。

この最新製品は2024年に顧客向けのBEVsで発表される予定であり、同社独自のViperパワースイッチの第6世代製品が最初に導入されることとなる。

このインバーターは、最大800ボルトの電気システムを可能にし、電気自動車の範囲を大幅に拡大しており、最先端の400ボルトシステムと比較して充電時間が半減している。

マルチ電圧プラットフォームをサポートするこの技術は、同社の実証された高電圧インバーターを進化させたものであり、25年にわたる車両電化の経験に基づいている。

HISは、世界で生産される車両の45％が2025年までに電化、毎年4,600万台の電気自動車が販売され、2030年までには57％、約6,200万台となると予測している。

インバーターは、最も価値の高い電化コンポーネントの1つであり、その効率は、車両パフォーマンスの多くの側面において業界を変えるほどの影響を与えている。

デルファイ、電化およびエレクトロニクス担当の上級副社長兼ゼネラルマネージャーであるKevin Quinlan氏は、次のように述べた。

デルファイは、電気およびハイブリッド車両範囲を拡張する際の、自動車メーカーのマルチ電圧戦略を簡素化するために、インバーター技術を設計した。

同社の電化およびエレクトロニクス製品のエンジニアリングと製造は、地域の能力による広範なグローバルフットプリント、および認定されたサプライチェーンパートナーからのサポートによって強化されている。

（画像はプレスリリースより）




Delphi Technologies Press Releases（PR Newswire）
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