ブリヂストン、マセラティの新型MC20に専用設計のポテンザタイヤを供給

ブリヂストンは9月28日、マセラティの新しいスーパーカー「MC20」に向けて特注のポテンザタイヤを開発したことを発表した。

同社は、マセラティとのコラボレーションにより新境地を開拓し、プレミアムなカスタムエンジニアリングされたポテンザタイヤの開発を通じて、マセラティの新型MC20の驚異的な機能を強化している。

MC20は、開発段階で、並外れたパフォーマンスを提供できるプレミアムスポーツタイヤを必要とし、マセラティの長期的なパートナーであるブリヂストンは、オーダーメイドのポテンザタイヤで、そのニーズに応えた。

ブリヂストンによる特注のポテンザタイヤは、ステアリングレスポンスとコーナリングの安定性を高める非対称トレッドデザイン、グリップ力を高める新開発のトレッドコンパウンド、コーナリング時に均等に圧力をかけてフットプリントを分散する内部クラウン構造を備えている。

これらの要素を組み合わせることで、スーパーカーの全体的なパフォーマンスを向上させ、制御・速度・安定性を最適に組み合わせた高性能タイヤを提供することを実現した。

ブリヂストンとマセラティの長期的なパートナーシップは、モータースポーツレースの歴史とともにあり、ブリヂストンのポテンザタイヤはフォーミュラワンレースとの長い付き合いから生まれた。MC20は、マセラティのレースへの回帰を示している。

ブリヂストンとマセラティはともに、社内の研究開発センターおよび革新的なバーチャル開発技術を使用して、新しいMC20と、その特注タイヤの開発およびテストを行った。

ブリヂストンは、独自のバーチャルタイヤモデリング技術を通じて、開発プロセスの長さも短縮、さらに、使用するリソースを減らしプロジェクトの市場投入までの時間を短縮することで、環境への影響を低減した。そして、これにより、MC20の設計は約24か月で完成し、より効率的なプロセスが可能となった。

両社にとって、革新的で持続可能な技術を組み込むことは最優先事項であり、MC20の電気バリアントは近い将来市場に出る予定である。

ブリヂストンEMIA、消費者向け交換およびOEタイヤ担当であるSteven De Bock氏は、次のように述べた。

一方、マセラティ、車両ラインエグゼクティブスポーツカー担当であるFederico Landini氏は、次のように語った。

（画像はプレスリリースより）




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