ドイツAmovis GmbHの全株式を取得
MAHLEは5日、有機ランキンサイクル(Organic Rankine Cycle、ORC)関連技術を手掛けるドイツの企業、Amovis GmbH(Amovis)の全株式を取得したと発表した。
蒸気サイクルの新たな形 その主要技術を手中に
ORCは従来排気ガスとして環境中に放出されていた燃焼エンジンからの廃熱を、電気的ないし機械的エネルギーを生成するために使用するというもの。蒸気サイクルの新たな形として注目を集めている技術だ。
Amovisは2003年にドイツ・ベルリンにて設立され、現在の従業員数は25名。MAHLEによれば、AmovisはORCを使用した排気熱回収技術に長けており、市場での競争力も高いことが考えられるという。
そのAmovisでは現在、高効率かつ経済的に優れたアキシャルピストンマシンを開発中だ。ORCに関してMAHLEは既に熱伝達の分野で知見を有しており、今回の買収を通じて得られるAmovisの専門知識をここに組み合わせることで、MAHLEはORCに関わる主要な技術を網羅した形となる。
商用車の燃費・排出削減に寄与、2020年めどに実用化へ
MAHLEによれば、ORCを商用車に適用した場合、最大で4%程度の燃費削減が可能となり、CO2の大幅な排出削減に寄与することが見込まれるという。また自動車業界以外においても、複合サイクル発電プラントにおけるバイオガス関連設備などでの応用が期待できるとのことだ。
顧客の関心も高いこのORC技術について、MAHLEでは今後も引き続き開発を進め、早ければ2020年にも実用化にこぎつけたい考えだ。

MAHLE プレスリリース
https://www.mahle.com/mahle/en/news-and-press/press-release