排出ガス規制や燃費基準の強化に対応
ケーヒンは、世界各国での排出ガス規制強化や環境意識の高まりによって、ニーズが拡大しているダウンサイジング直噴ターボエンジンに適した製品を開発し、量産を開始したことを発表した。
ダウンサイジング直噴ターボエンジンは、少ない排気量で高出力を生み出すため、高い動力性能を確保したまま巡行時の燃費も向上させることができるのが特徴。
また、ポート噴射エンジンと比べ、燃料の気化に関して優れているため排気ガスの低減を実現、排気温度を制御することで排気ガス中の有害成分の低減も可能となった。
こうした利点を持つダウンサイジング直噴ターボエンジンに適した製品として、ケーヒンは、インジェクター、電子制御ユニット、電子制御スロットルボディ、インテークマニホールドから構成されるシステム製品の開発に成功。
この製品は、ホンダの新型ステップワゴンに搭載されており、今後も幅広い車種への展開を図っていく。
インジェクターとインテークマニホールドは日本生産
直噴エンジン対応インジェクターは、ターボチャージャーによるエンジンの高出力化に伴う大流量のニーズに対応するように、2013年に開発した製品をベースとして、さらに構成部品を高精度化して、流量レンジの拡大を実現した。
インテークマニホールドは、構造解析により軽量化と高剛性化を両立させ高過給圧への耐久性と気密性の向上を実現、また吸気管の最適化により、吸気効率の向上と燃焼室への最適な空気分配を実現するとともに、エンジンの省スペース化にも成功した。
海外生産される製品
電子制御ユニットは、課題である放熱の問題に対応するように改善が行われた。
直噴制御回路の消費電力を40%抑える回路設計、本体部分が効率的に放熱できるように設計を変更、構成部品を10%削減したことにより、従来製品に比べて、10%の小型化と25%の軽量化を実現した。
この部品は、アメリカ工場にて生産される。
電子制御スロットルボディは、圧縮空気をインテークマニホールドに送り込むため、構成部品の高精度化を図ることで、高過給圧への耐久性と気密性の向上を実現した。
この部品は、中国工場にて生産される。
(画像はプレスリリースより)

ケーヒン プレスリリース
http://www.keihin-corp.co.jp/news/20150513/