インフレーター製造国、メキシコからドイツへ
エアバッグ用インフレーターに関するアメリカでのリコール問題に関し、製造元のタカタが問題となっているインフレーターの一部について、製造国の切り替えを行う計画であることが明らかとなった。
対象となるのはBMW向けのエアバッグ用インフレーターで、同社では現在のメキシコから、新たにドイツへと製造国を移す方針だ。
切り替えはBMW向け製品のみ
これはロイター通信が19日、BMWによるNHTSA(米高速道路安全局)への提出文書を元に報じたもの。BMW向けエアバッグ用インフレーターについて、タカタは現在同社メキシコ・モンクロバ工場での生産を行っている。
しかし同工場はリコール問題に伴い、NHTSAから問題を指摘されていた。報道によれば、同社では製造工場をドイツ・フライベルクの工場へ変更する計画だという。
タカタ側の説明によれば、製造をメキシコの工場から移すことが計画されているのはBMW向けの製品のみにとどまるとのことだ。また報道ではBMW側の見解として、今回のタカタによる決定を支持するとの考えが伝えられている。
メーカー各社、対策に苦慮
こうしたタカタ側の対策が進む一方、各自動車メーカーではインフレーターの供給元を他社に求める動きも広がっている。既にホンダやトヨタといった各社が、タカタ以外の他のサプライヤーとの契約に向け、検討を進めていることが明らかになっている。
ただし、各メーカーがタカタ以外の製造元に移行するかは依然不透明だ。他のサプライヤーとの交渉を行っていたトヨタは、代わりのインフレーター製造に少なくとも一年かかるとの回答を得たとし、切り替えに難色を示している。
この件についてはBMWも、仮に他社への切り替えを行う場2年の月日を要すると指摘。現在のリコールに集中するとの考えを明らかにしている。

タカタ
http://www.takata.com/index.htmlロイター通信
http://www.reuters.com/article/2014/11/19/us-takata