グローバル販売15億円を目指す
日本精工株式会社(以下NSK)は、12月12日、自動車のディーゼルエンジンのロッカーアーム※用の低トルクタペットローラーを開発したと、プレスリリースで発表した。
この新製品は、ニードルローラーバージョンの耐久性を向上させるために、タペットローラーの軸にクロームメッキを使用している。その結果、低い摩擦損失を特徴とするローラーベアリングを持つニードルローラーバージョンで、スライドベアリングを持つダブルローラーバージョンを置き替えすることが可能となった。
NSKは、自動車の燃料効率の改善に役立つこの新製品で、2019年グローバル販売15億円を目指しているとのこと。
※ロッカーアーム:エンジンバルブの開閉にカムの力を利用するメカニズム。
開発の背景
近年では、自動車の燃費向上の必要性を導いた環境意識が強まっている。ディーゼルエンジンは、高い熱効率と低CO2排出量を有するので、その必要性は徐々にこれらの需要を引き出してきた。
しかしながら、ディーゼルエンジンは燃焼時に、NOx(窒素酸化物)とSOx(硫黄酸化物)を生み出し、タペットローラーのシャフトに腐食摩耗の可能性を増大させる、非常に過酷な環境を引き起こす。
ロッカーアームで使用されるタペットローラーは今までのところ、それ自体としては、高い耐久性を有するように設計されていた。今回NSKは、低摩擦で高耐久性を実現する、新たなニードルローラーバージョン(ローラーベアリング)を開発したとのこと。

日本精工プレスリリース
http://www.nsk.com/company