複雑なメカニズムの必要性を不要に
米グローバルマルチ産業会社であるジョンソンコントロールズ社は、1月12日、SD15と呼ばれる座席のデモ車を、デトロイトのコボ・センターで開催中の2015年北米国際自動車ショー(NAIAS 2015)で顧客やメディアに発表した。
SD15の前列には、湾曲した軌道に取り付けられたパワー運転席を備えており、従来のシートアレンジで見られたような独立した複雑なメカニズムの必要性を不要にしている。その座席は、シート構造に直接取り付けられたコンソールを提供し、座席の間に固定される代わりに、乗員に便利なように移動する。
加えて、SD15は、同社の新しいスリムな傾斜ヘッドレストを導入しており、スリムヘッドレストのこの最新世代は、傾斜メカニズムと組み合わせることが可能。薄型設計はスペースが限られているシートアプリケーションに最適だ。
足もとの広さと路肩側の保管容量を最大化
SD15の助手席は、同社のジェミニ・ロング軌道に位置しており、それによって、路肩側の貨物容量を最大にするため、シートをインストルメントパネルに押し倒すか後方にスライドさせて、積み込むことを可能にしている。
2列目は、同様にジェミニ軌道システムを活用して、1つの滑らかな動きで4人乗りから5人乗りの設定に移行することが可能。
また、同社の金属やメカニズムのチームと共同で開発したこの構造は、前方に移動させた時には中央に1人分のスペースを作るために拡大することができ、また、タイヤハウスの間に一致させるよう後方にスライドさせた時には縮小する。このユニークな機能は、足もとの広さと路肩側の保管容量を最大化させる。
フロントとリアの両席は、新しいインクジェット印刷ファブリック技術を導入し、自動車メーカーが自社のブランドを区別するのに役立つ色やパターンの顧客カスタマイズの広いバラエティーを可能にしている。
SD15のコンセプトは、北米と欧州における同社の設計およびエンジニアリングチームのグローバルコラボレーションによって開発された。
(画像はニュースリリースより)

ジョンソンコントロールズニュースリリース
http://www.johnsoncontrols.com