デルファイ、電化技術の展開目指す
デルファイの副社長兼最高技術責任者、ジェフ・オーウェン氏は先月8日、投資家向けのイベントにて同社の今後の展望について語った。WARDSAUTOが6日、報じた。
この中でオーウェン氏は、乗用車1台における同社製品の割合が現在の500ドルから、将来的に2000ドルまで上昇するだろうとの予測を発表。その上で同社の電化技術が重要な役割を果たすだろうとの見解を示した。
デルファイ、ソフトと安全制御に注力
近年の自動車においては、車外カメラからカーナビ、そしてメディア再生に至るまでの各種情報技術(インフォテインメント)が高度化。また得られた情報を駆動系の効率的な制御に反映させて燃費を向上させたり、危険予測に役立てたりと、自動車における電化・ハイテク化はますます広がりを見せている。
こうした背景をもとにデルファイでは、各種情報のソフトウェアによる統合、そしてアクティブセーフティ(自律安全制御)システムが今後の鍵になるとみているようだ。
自動車におけるソフトウェア需要の高まりに備え、同社では昨年アメリカカリフォルニア州に研究所を設立。シリコンバレーの専門家との協力体制を整えつつある。
またオーウェン氏はアクティブセーフティシステムに関して、競合関係における優位と今後の市場拡大を踏まえ、積極的に参入していく姿勢をのぞかせた。オーウェン氏言うところの「ドライバーの気が散っても、車はそうならない」技術の開発は着々と進行しているものとみられる。
先進的な電化技術、実現は10年後?
ただしWARDSAUTOではデルファイの今後について、まずパワートレイン(各種動力系)分野における伸びが訪れるであろうと指摘している。
オーウェン氏も今回、各見通しの実現時期については約10年先をめどとしている旨をうかがわせた。デルファイの先進技術を我々が体感できるまでには、今しばらくの時間がかかりそうだ。

デルファイ
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