電気自動車と充電スポットの関係
ボッシュによると、充電スポットが多数存在するようになると、バッテリー技術が大きな影響を受けると言う。電気自動車のバッテリー充電が素早く出来るようになると、電気自動車の短所である航続距離の短さが気にならなくなる為である。
さらに自動車が完全自動運転となった場合、ドライバーの関与なしに自動的に充電スポットを検索する事が出来るので、より直接的でスムーズに充電する事が可能となる。ボッシュ、フォルクスワーゲン、そしてヨーロッパの大学数校が指揮を執り進めている「Vチャージプロジェクト」により、この仕組みについてデモンストレーションが行われた。
例えば、駐車場ではドライバーがスマートフォンアプリを使用して電気自動車を充電スポットに行くように指示を出す事が出来る。ドライバーが戻った時、自動車はピックアップスポットに自分で走ってくる。
完全自動運転の可能性は大きく、同じ発想をレンタカービジネスに活かす事も可能だ。ドライバーがレンタカーを携帯電話で注文すると、指定された場所に自動で走ってきてドライバーと合流する、といった具合だ。
自動車バッテリーの活用方法
何キロもの距離を短期間で走る自動車には新しく完全なパフォーマンスとキャパシティを持つバッテリーが必要だが、たまに短距離を走る程度の自動車の場合は、多少使われたバッテリーでも問題ない。
このようにバッテリーの酷使状況により使用するバッテリーを変更する事で、電気自動車の全体的な価格を下げる事が可能となる。また、自動車の寿命と言われる12年が経過しても約80%の能力を維持しているバッテリーは自動車での使用が終了した後もエネルギー貯蔵ユニットに活用するなど、使い道が残っている。
実際、ハンブルクではボッシュ、フォルクスワーゲン、バッテンフォール3社共同で「セコンドライフプロジェクト」とし、巨大パワー貯蔵システムの開発を行っている。このシステムを使用すると数秒でエネルギーを供給でき、グリッドを安定させる事が可能と言う。3社は協力して今後もエレクトロモビリティー、そしてエネルギー貯蔵技術を前に進めて行く。
(画像はプレスリリースより)

ボッシュ プレスリリース
http://www.bosch-presse.de/