高性能の複合材料が評価
Plastic Omniumは、世界最大級の複合材料の業界団体であるJECから、2つの「イノベーション賞」を授与されることになった。これは、PSAプジョー・シトロエンとヒュンダイ・モーター・ヨーロッパというパートナー企業2社との共同開発に対して評価されたもの。
JECは、機器に関する各カテゴリーで18の賞を規定しており、Plastic Omniumは、2つのカテゴリーで受賞した。
軽量化と高い耐衝撃性を実現
白いボディカラーの自動車というカテゴリーでは、Plastic OmniumとPSAプジョー・シトロエンが、従来のスチールのアンダーボディに代わり、グラスファイバーで補強した自立型熱硬化性樹脂のフロアを使用するソリューションを開発した。
これにより、組み立て部品数を30以上から4つの主要部品にまで削減し、ミッドレンジモデルで8キロの軽量化を実現。この技術は、車体の組み立てに使用されるシステムと互換性があり、スチールと組み合わせるマルチ材料のために利用することができる。
自動車安全カテゴリーでは、Plastic Omniumは、ヒュンダイ・モーター・ヨーロッパ向けに43%軽量化したフロントインパクトビームを開発した。これは、スチール板製の同型部品に比べて3.7キロも軽量化されている。
引出成形したファイバーグラスと、熱可塑性樹脂でオーバーモールド成形されたカーボンファイバーを組み合わせた、この新しい技術によって、競争力のある価格で高いレベルの性能を達成することが可能となった。
これらの2つのイノベーションにより、現行の金属製の部品と同レベルの耐衝撃性が提供される。2017年に新しいインパクトビームをヒュンダイの車両に装備することが目標であり、将来の自動車にも適用される見込みだ。
さらなる複合材料を開発へ
PSAのフロントフロアを装備した「プジョー208ハイブリッドエア」と「シトロエンC4カクタス・コンセプトエアフロー」のプロトタイプは、2014年10月のパリモーターショーにおいて展示されている。最初のアプリケーションは、2020年に発表される予定。
さらに、数ヶ月以内に、Plastic Omniumは、欧州の大手自動車メーカー向けに、複合リサイクルカーボンファイバーをベースにした構造部品の生産を開始する予定。
新世代の高性能プラスチック、リサイクルカーボンファイバーの製造で、Plastic Omniumは、自動車産業における大量生産アプリケーションに対応できる複合材料に少しでも近づけるよう努力を続けている。
(画像はプレスリリースより)

Plastic Omnium News
http://www.plasticomnium.com/