3人の技術者に授与
ボルグワーナーは、第50回ルイ・シュヴァイツァー賞を、リアビームウイングフラップの技術に贈ることとし、インディカーのティノ・ベリー、シボレーのアーロン・メルヴィン、ダラーラのアレックス・ティマーマンに授与したことを発表した。
ビームウイングフラップは、パッセブ・セーフティのデバイスで、レースカーのリアビームウイングと同一平面に装備されている。
スピンした場合には、リアビームウイングフラップが機械的に作動し、ドラッグを増やしてスピンを遅らせ、車体が空中クラッシュしないようにする。空気の流れが正常に戻ると、バネ付きのヒンジによる同一平面にデバイスが戻される仕組みだ。
ボルグワーナーの社長兼最高経営責任者(CEO)であるJames R. Verrier氏は、次のようにコメントした。
「この賞は、自動車の先駆者、エンジニア、プロのレースカードライバー、そして、ボルグワーナーの創設者でもあったルイ・シュヴァイツァーを記念して名付けられており、技術革新の精神を象徴したものです。ボルグワーナー・トロフィーが、インディアナポリス500の受賞者全員に敬意を払うのと同じように、ルイ・シュヴァイツァー賞は、50年間、受賞者の一人一人の名前を刻印しています。我々は、この賞のスポンサーであることを誇りに思っており、その50周年記念となる今年に、トロフィーを受賞する技術者を祝福します。」(プレスリリースより引用)
レースに関する技術革新とエンジニアリングを表彰
エンジニアによるエンジニアのために贈呈されるルイ・シュヴァイツァー賞は、毎年のインディアナポリス500に関係したレーシングテクノロジーにおいて、技術革新とエンジニアリングの卓越性を提供した個人を表彰するもの。
ルイ・シュヴァイツァーは、1909年にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)における最初の自動車レースで優勝し、また、1911年に最初のインディアナポリスにおける勝利のために、Marmon Wasp社に貢献した「Marmon Yellow Jacket」エンジンを設計した。
また、長年にわたり自動車業界で働いた後、シュヴァイツァー社を設立。同社は、革新的な冷却ファンやウォーターポンプ、ターボチャージャーを生産し、1999年にボルグワーナーに吸収されている。
彼は、自分のキャリアを通して、数多くの技術的成果を達成、高等教育をサポートし、また、IMS技術委員会を率いてSAEとの強い関連性を維持した。
ボルグワーナーの高性能ターボチャージャー
グローバルパワートレインサプライヤーのボルグワーナーは、ベライゾン・インディカー・シリーズの公式ターボチャージャーサプライヤーとして技術的リーダーシップを取り、ルイ・シュヴァイツァーの遺志を継続している。
2016年の第100回インディアナポリス500で走行している全車両のエンジンは、ボルグワーナーのターボチャージャー、「EFR」ライン(レーシング設計)を使用。
信頼性と強力なパフォーマンスのために設計されたEFRターボチャージャーは、Gamma TiAl(チタンアルミナイド)タービンホイール、セラミックボールベアリング、ステンレス鋼タービンハウジングを備えたものだ。
賞金10,000ドルのボルグワーナー賞は、SAEインターナショナルのインディアナセクションによって、受賞エンジニアに提供されることとなっている。
(画像はプレスリリースより)

Borg Warner News
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