排出規制と燃費向上に貢献
コンティネンタルは19日、Benecke-Kaliko事業部が、自動車の軽量化に貢献するインテリジェント車内ソリューションを開発したことを発表した。
これについて、Benecke-Kalik事業部の表面素材の専門家、R&DのヘッドであるErhard Barho博士は、ベルリンで開催されたLightweight Vehicles Conferenceにおいて、組み立ての専門家に対して、利用可能となっている製品についてプレゼンテーションを行った。
高性能プラスチックは、自動車産業の将来のための材料である。車両は、これまで以上に厳しい排出規制を満たす必要があり、燃料価格が高騰しているにもかかわらず、経済的なソリューションが必要であるため、その解決には車両の軽量化が求められているからだ。
排気ガス再循環システム、微粒子フィルタ、電子制御システムなどの内燃機関において排出量を削減するための対策が採られているため、それ以外の部分を軽量化することが重要となる。
高性能な超軽量装飾箔
Barho博士は、将来の要件を満たすために、今までより軽いプラスチック製品のソリューションを開発することが必要であることを述べ、そのための車両内装用材料として、特に大きな可能性を秘めている、超軽量装飾箔である「Xpreshn Light」と「Xpreshn HD Light」を紹介した。
これらは、従来の「Xpreshn」と「Xpreshn HD」素材に比べて、さらに20%の重量が低減されており、通常のソリューションよりも60%程度軽量となっている。
また、特に高い微細安定性のために架橋結合されており、コンパクトな上部の箔と泡状である下部の箔でラミネートすることができる。箔は、ドアの金属加工のように、顧客の工場内で深絞り加工され、基材に接合されているものだ。
インストルメントパネル、ドアトリム、コンソール、スクープ、かかとマット、トレイエリア、柱、シートバックや床材に使用されており、より柔らかく、他の箔製品よりもより一層心地よい感触を提供している。
さらに、これら2つの材料は、軽量化や環境上のメリットだけでなく、それ以外にも、微細安定性と表面品質、寸法安定性のおかげで、スポークの堅剛性や高耐スクラッチ性も示している。
軽量化ソリューションを多数提供
また、別の軽量構造ソリューションとして、「Acella Light」のトリムや、インストルメントパネル、ドアトリム、コンソール、ヘッドレスト、シートバック、トレイや支柱に使用されている、Yorn Light箔がある。
こうした、環境に優しく安価な、車両内装用の表面材料は、標準的な装飾材料と比較して最大50%の軽量化を可能にし、その二酸化炭素排出量は、標準的なPVC箔よりも46%まで削減されている。
これらは、今までPVC箔が使用されていた部分にはすべて使用することが可能だ。Barho博士は次のように語った。
「全体的に軽量箔を使用している場合は、車両1台にあたり最大2キロ重量を削減することができます。Yorn Light箔の優れた特性は、手触りが柔らかいことと、広いプロセスウィンドウや、色や木目デザインの幅広いスペクトルを持っていることです。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)

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