2016年4月1日付で合併
日立オートモティブシステムズは1日、100%子会社の日立オートモティブシステムズステアリング、および日立オートモティブシステムズ九州を、同社へ吸収合併すると発表した。
合併は2016年4月1日付で行われる予定となっており、同社ではこれを通じて、グローバルな展開を視野に入れたステアリング事業、ならびにプロペラシャフト事業の強化を目指す方針だ。
合併先の2社、それぞれの強みは
今回の合併先となる2社のうち、日立オートモティブシステムズステアリングでは電動式パワーステアリングシステムを製造している。これは自動運転システムに必要なADAS(先進運転支援システム)の主幹をなす製品の一つ。
環境負荷の低減をはじめ、渋滞の解消および緩和、交通事故の削減や運転の快適性向上、さらには高齢者等の移動支援に至るまで、近年様々な課題が自動車に関し浮上している中、自動運転システムの開発は自動車産業各社で注目を集めている分野といえる。
一方の合併先である日立オートモティブシステムズ九州は、プロペラシャフトの製造に強みを持つ。同製品に関しては、省エネ化や衝突安全対策の面より高付加価値製品が相次いで市場に追加されており、海外市場においても今後の伸びが期待されている。
2018年度を見据えた目標設定、開発・生産・販売を強化
日立オートモティブシステムズではこれら2社の吸収合併により、これまでも力を入れてきたADAS技術の高度化を、おもにその“駆動”に関する面で推進する。
具体的には、走行系アクチュエーターの主要な構成部品であるステアリングとプロペラシャフトに関し、これらの製造を一体運営化することによって品質・生産技術を向上させるとともに、開発力の強化を狙う構えだ。
加えて、同社ではこれら製品のグローバルな生産・販売体制を強化。ステアリングとプロペラシャフト製品の2018年度における売り上げを、2014年度実績比で双方6割の拡大とすることを目指し、中国・米州市場を中心として展開を強化していくとのことだ。

日立オートモティブシステムズ ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2015/日立オートモティブシステムズ
http://www.hitachi-automotive.co.jp/