最先端の技術革新を審査
シェフラーは11日、同社が開発した電気機械式アクティブロール制御システムの革新性が評価され、「大企業」部門で「2016年ドイツ・イノベーション・アワード」を獲得したことを発表した。
シェフラー自動車AGの最高経営責任者(CEO)であるペーター・プロイス教授は、次のように述べた。
「シェフラーは、ドイツで最も革新的な企業という伝統があり、2015年には2,300以上の特許出願した最新製品を持っています。我が社の革新的な技術力による電気機械的アクティブロール制御システムは、注目を浴びる『ドイツ・イノベーション・アワード』の審査委員会を納得させるものです。」(プレスリリースより引用)
ドイツ・イノベーション・アワードは、アクセンチュア社、EnBW社、エボニック社と、ドイツの経済誌「WirtschaftsWoche」によって、革新的な能力がビジネスや市場を変更するようなドイツ企業による最先端の優れた技術革新を評価するために、2010年に設立されたもの。
ドイツ経済エネルギー省が後援し、ハンデルスブラット・パブリッシング・グループによって運営されている。
快適性・安全性・ダイナミクスを向上
シェフラーの電気機械式アクティブロール制御システムの量産は、シャーシ技術の新しい扉を開くものだ。
この技術は、車両のローリング運動を最小限に抑え、道路の凹凸を吸収するフラッシュやアブソーバーと同じくらい迅速に、どのような運転状況に対してもシャーシを調整することを可能にし、これにより、快適性・安全性・ダイナミクスの向上が実現した。
また、この技術革新は、油圧システムに比べて燃料消費量と排出量の削減に役立っており、自動車メーカーの生産工場での組み立ても簡素化している。
このシステム初の大規模な用途は、高級クラスセダンならびに強力でダイナミックな高級SUVクラスである。高級SUVクラスも48ボルトの電気系統を有している。
様々な革新的技術を採用
シェフラーの電気機械式アクティブロール制御システムは、電子システムだけでなく、統合されたトルクセンサとギアボックスと制御モータで構成されている。
その高比率で三段の遊星変速機を持つコントロールモニターは、車体の安定化効果を持つトルクを生成するために、反対方向におけるロール制御を半減させたもの2つを合わせる。また、トルクは、非接触トルクセンサを用いて正確に測定し、迅速かつ正確にアクチュエータを制御するために使用される。
快適性を高めるためのシェフラーのソリューションには、高強度の高分子弾性体からなる革新的な非連動構成部分も含まれる。そして、高速データ伝送と最先端のソフトウェアアーキテクチャにより、システムがネットワーク駆動のために使用されることも可能となっている。
電気機械式アクティブロール制御は、油圧システムとは異なり、必要に応じて電力を使用する「オンデマンド電力」を採用しており、スイブルアクチュエータが合わさりトルクを生成する時に電力を消費する電動モータを有している。
シェフラーは、この新しいシステムの量産を開始するために、シュヴァインフルトの工場において、『インダストリー4.0』基準に従ってモジュール設計できる2つの最先端生産ラインを設置した。
(画像はプレスリリースより)

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