同様の施設は16箇所目
デーナは17日、同社で16箇所目となるグローバルテクノロジーセンター(global technology center)を、アメリカ・テキサス州のシーダーパークに開設したと発表した。
新型トランスミッション「VariGlide(R)」の開発・製造拠点に
シーダーパークのグローバルテクノロジーセンターは、同社が過去24ヶ月にオープンした3つの新しい研究開発センターのうちの一つだ。
40,000平方フィートの広さを誇る同施設では、エンジニアリングステーションから車両ダイナモとテストラボ、試作品の組立、冶金および計測ラボ、および機械工場にいたるまでの様々な技術が詰め込まれており、現在35名の職員が従事。
同社ではこれを最大で80名まで増員し、小型乗用車やオフ・ハイウェイ車向けに連続可変遊星(continuously variable planetary、CVP)技術を組み込んだ同社の新たなトランスミッション、「VariGlide(R)」の開発・製造にあたる構えだ。
既存テクノロジーとの置換で性能アップを実現
この「VariGlide(R)」はデーナとフォール・テクノロジーの提携によって開発されたもので、複雑な構成を排しつつも効率的な速度でエンジンを動作させることに成功。結果として、排出量の削減と燃費の向上、そして全体的な車両性能の改善に寄与するものだ。
小型乗用車に関して、同社では標準的な自動変速機の実装スペースへ「VariGlide(R)」を組み込むことを念頭に開発を行った。仮に従来のデュアルクラッチおよび無段変速機(CVT)を「VariGlide(R)」で置き換えた場合、NVH(騒音・振動・ハーシュネス)性能や変速のスムーズさ、そしてエンジン動作の応答性に関し改善が期待できるという。
またオフ・ハイウェイ車に関しては、「VariGlide(R)」はトルクコンバータとの置換が可能だ。こちらにおいては急加速や減速、作業上必要となる車両のポジショニング等において理想的な性能を発揮するだけでなく、エンジンの減速を招く前後進クラッチを排することにもつながり、最適な効率レベルでの動作とノイズレベルの低減が可能になるとのことだ。
ドライブトレイン技術の追及が新施設に結実
デーナのマーク・ウォレス氏はシーダーパークへ新たに施設を構えるにあたり、同社がトランスミッションを含むドライブトレイン技術についてあくなき追求を続けてきたことで、自動車の効率面などへ大きく寄与してきたとして、業界内における同社の立ち位置を強調。
優れたエンジニアと最新の設備を備えた新施設は、こうした同社による最新の、一連の投資の一環であると説明した。

デーナ ニュースリリース
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