高負荷での耐久寿命が向上
フェデラル・モーグル・ホールディングスの一部門であるフェデラル・モーグル・パワートレインは、新しいプレミアムディーゼルピストン用アルミニウム合金「DuraForm-G91」を開発したことを発表した。
ベンチマークテストにおいて、新しい合金は、現代の高負荷ディーゼルエンジンにおける強固な鋳放しの素材について、3倍から5倍の部品寿命を示した。新素材の増加した強度は、より高い機械的負荷をサポートしており、エンジンがより効率的に、より高い電力で作動することを可能にしている。
強化された合金の特性により、圧縮高が低く低質量のピストンを設計することが容易になる。さらに、少ない往復質量や小型化、シリンダブロックの軽量化の結果として得られるメリットは、車両のCO2排出量削減に貢献している。
エンジンの軽量コンパクト化、CO2排出量削減に貢献
フェデラル・モーグル・パワートレインの最高技術責任者である、ジャンマリア・オリベッティ氏は次のように言った。
「これは、我が社が開発した技術により、新しい世代のエンジンが、より軽量化、コンパクト化し、既存のものよりもCO2排出量を削減するのを可能にするということの一例です。業界の最先端技術を持つ我が社の材料科学者とともに、我々は、顧客の様々なニーズに最適のソリューションを提供する、ディーゼル車用のアルミニウムとスチールベースのピストンに向けた、高度な新しいコンセプトの開発に取り組んでいます。」(プレスリリースより引用)
様々なエンジンテストで高評価
「DuraForm-G91」の組成物は、特に、高負荷ディーゼルピストン特有の高温域において、疲労強度の向上を実現。改良されたシリコンと金属間形態により、膨張、密度、熱伝導率などの必要な熱物性を維持しながら、複雑な熱機械的負荷に対する耐性の増加を持った微細構造を提供している。
エンジン試験と、高サイクル疲労(HCMF)と熱機械疲労(TMF)と組み合わせたテストにおいて、「DuraForm-G91」は、現代の鋳放し合金の耐久寿命に関して、3倍から5倍の値を示した。350℃以上の温度における等温高サイクル疲労試験においても、著しい改善が見られ、8倍以上の耐久寿命を示している。
さらに、追加のエンジンテストでは、現在あるアルミニウムとシリコンベースの最良のピストン材料と同等の摩耗率を示した。
幅広い鋳造開発試験は、一貫した高い材料完全性を提供し、鋳造パラメータを最適化するために実施されたものである。内部エンジンの開発テストが完了して、ピストンの最初のサンプルは、評価のために顧客に供給され、軽自動車および大型ディーゼルピストンに採用されている。
(画像はプレスリリースより)

Federal-Mogul Press Release
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