ドライバーを不愉快にさせる要因の解消へ
ドイツに本拠を構えるサプライヤーのボッシュは11日、ドライバーの駐車スペース検索を支援する新たなソリューションを発表した。
ボッシュによれば、一般にドイツにおいて無料の駐車スペースを検索する場合、ドライバーの要する平均検索時間は10分。また欧州で行われたある調査によれば、ドライバーは駐車スペースを見つけるために平均して4.5キロメートルを走行し、1検索当たり1.35ユーロを消費している計算になるという。
ボッシュではこうした駐車をめぐる現状について、とりわけ都市部においてドライバーを不愉快にさせる要因になっていると分析。車両の移動を極力抑えつつ、最適な駐車スペースを見つけだせるようなソリューションの開発に取り組んだ。
ワイヤレスセンサーで駐車状況をリアルタイムに反映
ソリューションの概要としては、まず屋内駐車場や路上の駐車スペースなどに、ワイヤレスかつ電池駆動で、耐圧・耐候性についても配慮されたセンサーを設置する。センサーは高さ3センチメートル、大きさはCD大程度と比較的小型のものだ。
このセンサーはサーバーとWebを介して接続されており、サーバー上にある駐車場マップと情報をリアルタイムでやり取りすることが可能だ。そしてドライバーがアプリおよびWebを介してこのマップへアクセスすることで、駐車スペースを見つけだすことができるという仕組みになっている。
広がる可能性 「完全自動駐車」も視野に
ドライバー側がソリューションを通じて得られる情報は、ほかにも駐車スペースが家族専用または女性専用であるか、駐車料金はいくらか、そして電気自動車用の充電スポットが利用可能かどうかなど多岐にわたる。
ボッシュによれば、このソリューションは駐車場の占有率向上につなげることも可能であるため、ドライバーだけでなく駐車場を運営する事業者にもメリットがあると考えられるという。
またこのソリューションは過去のデータを利用し、駐車スペースの占有状況を予測する「駐車予報」や、自動運転の車と連動させることで、駐車場の入り口でドライバーが車を降りても、スマートフォンより指示を入力することで車が自動的に駐車を行う「完全自動駐車」など、様々な応用につながる可能性を秘めているとのことだ。
(画像はプレスリリースより)

ボッシュ プレスリリース
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