高度なブレーキ性能への寄与に加え、統合ハブとしても動作
ZF Friedrichshafen傘下のZF TRWは23日、新たな横滑り防止装置(ESC)となる「EBC 460」を発表した。同製品はソフトウェア統合機能を強化し、高度なブレーキ性能への貢献と各種機能を統合するハブとしての役割を両立させているのが特徴だ。
ESCで制御可能な機能を拡張
ESCは急なハンドル操作などによる車両の横滑りを感知すると、自動的に車両の進行方向を保つよう、車両を制御するはたらきをもつ。その仕組みは、ESCに内蔵されたコンピュータが指示を出すことで各車輪での適切なブレーキングを行い、車両の進行方向を修正・維持するというものだ。
ZF TRWの「EBC 460」はこのコンピュータ部のソフトウェアアルゴリズムに工夫を凝らすことで、自動運転機能や安全システムをはじめ、シャーシやドライブトレインなど車両の数多くの部分でその機能を制御することが可能となっている。
今年中にも自動車メーカーへ供給開始
またZF TRWのブレーキエンジニアリング部門でグローバル副社長を務めるマンフレッド・メイヤー氏によると、同社のESCのように高いレベルのソフトウェア統合能力を有した“プロセシング・ハブ”を用いることで、車載ECUの数を減らすことに加え、車両へ搭載する電子アーキテクチャーを簡素にとどめることができるという。
さらに同氏によれば、「EBC 460」へは他社のソフトウェアコンポーネントやアルゴリズムを組み込めるほか、「ASIL-D」「Autosar」といった各種規格に対応しており、一般的なESCの役割にとどまらない様々な機能のサポートが可能であるとのことだ。
同社では今後、ESCモジュールに高度な自動運転機能の制御アルゴリズムを搭載したうえで、今年中にもヨーロッパの大手自動車メーカーへ向けて供給をスタートさせたい考えだ。
(画像はニュースリリースより)

ZF TRW ニュースリリース
http://trw.mediaroom.com/index.php?s=32950&item=128191