未来の都市環境でのモビリティを研究
シェフラーは、長年にわたってフラウンホーファー研究所と様々な協力を行ってきたが、この度、さらなる協力体制の強化を目的とした戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。
「未来の工場やワークスペースはどのようになるだろうか?」、そして「将来のエミッションフリーでインテリジェントなモビリティは、急速にデジタル化が進む都市環境の中でどのように実現できるだろうか?」これらが、シェフラーとフラウンホーファー研究所が、長期間で戦略的に取り組んでいく課題である。
定期的に世界で起こっている変化や、変化の結果挑戦と機会がどうなるかなどについて情報交換することは、両者にとってパートナーシップの重要な要素である。
戦略的パートナーシップ契約の締結式において、シェフラーのCTOであるPeter Gutzmer工学博士は、ヨーロッパ最大の研究機関であるフラウンホーファーと提携することを歓迎し、次のように述べた。
「将来のモビリティは、都市エリアにおける新たな交通形態によって特徴づけられています。シェフラーは、エミッションフリーで要件ベースのモビリティを代表する車両である『シェフラー・バイオハイブリッド』の開発を早期に開始しました。デジタル化は、現代の世界に対するさらなる変化を引き起こし、産業のあらゆるセクターにおけるサービス指向のビジネスモデルを可能にするでしょう。」(プレスリリースより引用)
フラウンホーファーとの様々な技術協力
フラウンホーファーは、シェフラーのグローバル研究とイノベーションネットワークにおいて、重要なパートナーである。「SHARE」(シェフラーの先端研究ハブ)という、「大学内の企業」コンセプトと新興企業とのコラボレーションはいくつかの柱に基づいている
シェフラーとフラウンホーファーにとって、このパートナーシップの目的は、より速くよりターゲットを絞った形で、技術を実用化することである。ここ数年の間に、この協力体制は、製造技術や材料、塗装技術、摩擦学、環境に優しいドライブ、エネルギー貯蔵の問題に焦点が置かれて、継続的に拡大し強化された。
未来のための研究開発に注力
未来志向の企業として、シェフラーは、昨年、研究開発に対して、総額7億5100万ユーロという大きな投資を行っている。
シェフラーは、世界24ヶ国にある17の研究開発センターとその他の拠点において、7100人以上の従業員が働いており、明日のモビリティのための技術進歩を形作っている。2016年だけで、このコミットメントは、ドイツ特許商標庁に、2,300の特許を申請しており、そこでドイツで最も革新的な企業リストの2番目になっている。
(画像はプレスリリースより)

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