CO2排出量削減と燃料節約を実現
ZF Friedrichshafenは8日、新型2017 Jeepコンパスに、アメリカ市場で初となるコラムドライブステアリングシステムを搭載したことを発表した。これは、アメリカの消費者に電動ステアリング技術の多くの利点をもたらすものとなっている。
アクティブおよびパッシブセーフティ技術部門、ステアリングエンジニアリング担当副社長であるThilo Bitzer氏は、次のように述べた。
「最新のコラムドライブEPSの発売により、ZFは、自動車メーカーと顧客に、コストと環境面での利点を提供しています。技術によって、従来の機械的なラックアンドピニオンステアリングシステムに比べて二酸化炭素の排出量の減少と最大4%の燃料節約を実現できます。」(プレスリリースより引用)
自動運転に向けたシステムに統合も
さらに、電動ステアリングは、FCA US LLCが、ZFのカメラ技術によって多くの車両に実装している、車線維持アシストや車線センタリングなどの機能を得るためのシステムに統合されることが可能である。
システムはまた、横風制御や、駐車時などの低速で優れたアシストを発揮する速度感応型ステアリング、高速時のタイトなステアリングなど、さらなる利点をもたらすのに役立っている。
Bitzer氏は、「EPSは、将来の半自動または完全自動化された車両のための車両制御において重要な役割を果たしており、既にZFは、システム運用の耐故障性を確保するための機能と冗長回路を組み入れています。」と付け加えた。
ZFは、2001年にEPS技術の生産を開始して以来、世界中の顧客に3,000万台以上を提供してきた。この独自のシステムは、メキシコ、ブラジル、中国、ポーランドで製造され、世界中のFCAに販売されている。
(画像はプレスリリースより)

ZF Friedrichshafen Press Releases
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