法的枠組みが認定
コンティネンタルは、道路交通法の変更に関するドイツ連邦参議院の決定について待望していることを、ホームページで言及している。
この決定により、高度に完全自動化された車両の導入のための法的枠組みを、世界で初めてドイツが得ることとなる。
これについて、コンティネンタルのコーポレートテクノロジーオフィサー(CTO)であるKurt Lehmann氏は、「さらなる技術開発は、現代の法的枠組みに依存しています。」と述べた。
運転者による操作と自動運転のスムーズな切り替え
最初の電子ブレーキシステムが導入されてから33年が経過してからのこの法律の変更は、自動化された車両の運転者がステアリングホイールを手放し、法的に他の作業を引き受けることを可能にする大きなステップである。
これには、高性能エレクトロニクスだけでなく、車両と運転者とのスムーズな対話を開発することが必要である。コンティネンタル、インテリア部門のシステム&アドバンスドディベロップメント担当であるKarsten Michels博士は、「開発が進んでいる現在、運転者の役割の変化は大きな課題です。」と説明した。
これまで運転者は運転操作に専念していたが、今では、コックピットのユーザーでありオブザーバーになることができる。自動運転では、いつ、誰が何の責任を負っているかを確実に把握する必要があり、さもなければ、分からない場合の考え違いは悲劇となることもある。
運転者と車両の対話を専門とするコンティネンタルのGuido Meier-Arendt氏は、次のように語った。
「車両が完全に自律的にならずに、ある時点では人間が制御権を持つことができれば、自動運転が実現することが保証されるはずです。」(プレスリリースより引用)
量産に向けた開発やテストを実施
コンティネンタルは、日本やアメリカ、中国、ヨーロッパで、世界中の自動運転のために必要なコンポーネントとシステムを開発し、生産している。
従事しているエンジニアは、センサー技術・クラスター接続・ヒューマンマシンダイアログ・システムアーキテクチャー・信頼性・自動運転の受け入れなど、6つの重要な要素を現実のものとするために取り組んでいる。
また、現在、同社は、日本やアメリカ、ドイツなどの実際の道路において、シリーズ生産に適したソリューションのテストを行っている。
(画像はプレスリリースより)

Continental Press Releases
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