視認性向上で死角による事故を回避
アメリカ運輸省道路交通安全局の統計によれば、アメリカ国内で毎年約840,000件の死角による事故が発生し、300人が死亡していることが示されている。
こうした状況の中で、カメラベースの高度ドライバーアシスタンスシステム(ADAS)とミラーの大手メーカーであるマグナインターナショナルは、車線変更・駐車スペースでのバック・多くの貨物を積載した車両の運転などにおける視認性を向上させた「ClearView」ビジョンシステムを開発したことを発表した。
最大視野の車内ライブ映像を提供
「ClearView」システムの外側ミラーは、セルフクリーニングカメラと規制準拠のサイドビューミラーを組み合わせたもので、車内のライブ映像を表示する。
このカメラは、車両の最も広い範囲を写すようにミラーに取り付けられており、最大視野を実現し、運転者の意識を高めて安全性を向上させている。さらに、ターンシグナル・地上照明・サラウンドビューカメラなどの機能も付加することも可能。
後方の視野も確保
ミラーに内蔵されている「ClearView」システムは、従来のリアビューミラーとフルサイズのビデオディスプレイを切り替える機能を備えている。
また、このビデオは、車両の後部に取り付けられたカメラからのライブ映像で、後方に何があるのかを鮮明に認識することができる。これは、従来のリアビューミラーで、車両内の乗客や貨物によってドライバーの視界が制限される場合に、特に有効である。
マグナ・クロージャーズ&ミラーズの会長であるJohn O'Hara氏は、次のように語った。
「『ClearView』システムは、ビジョンベースの専門技術と卓越したミラー機能を組み合わせたものであり、安全性を向上させ、今現在の状況に関する詳細情報をドライバーに提供するソリューションを実現しています。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)

Magna International News Release
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