自動車業界ニュース
2025年12月22日(月)
 自動車業界ニュース

デーナ、中国の重慶市に新しい製造施設を建設

新着ニュース30件






























デーナ、中国の重慶市に新しい製造施設を建設

このエントリーをはてなブックマークに追加
分離型全輪駆動システムを製造
デーナは、中国でのビジネスの成長に対応するために、重慶市に新しい製造施設を建設することを発表した。

5010
2018年後半に操業開始予定のこの工場は、2020年にフル生産に達すると約130人の技術者を雇用する計画であり、デーナは、この建設費用として、約1,300万米ドルを投資する。この工場は、デーナにとって中国での15番目の工場となり、重慶市では初の工場となる。

また、この工場では、大手自動車メーカー向けのグローバルプログラムの一環として、分離型全輪駆動(AWD)技術である「Spicer SmartConnect」を搭載したドライブユニットを製造する予定となっている。デーナのSpicer SmartConnect技術は、SUV・クロスオーバー・乗用車の燃費を向上させる。

優れた安全性と制御性を持ち排出ガス規制にも対応
デーナ、ライトビークル・ドライブラインテクノロジーの社長であるBob Fyle氏は、次のように述べた。
「我々は、最新の分離型全輪駆動の技術を世界最大の自動車市場にもたらすことを嬉しく思っています。この技術は、洗練された消費者である中国のドライバーのニーズを満たし、中国で操業しているグローバルおよびローカルOEMの燃料効率と持続可能性の要件を満たすものです。」(プレスリリースより引用)

Spicer SmartConnectシステムは、燃費の良い前輪駆動モードで動作するようにドライブトレインを構成しており、急加速時や滑りやすい条件など、車輪の滑りを検出したときに自動的かつシームレスにAWDに変換されるもの。

現在、Spicer SmartConnect技術は、生産前のテストで、AWD車の重要な利点である安全性と制御性を維持しながら、世界の自動車メーカーが進化する排出ガス規制に対応することを目指している。

また、Spicer SmartConnectシステムは、顧客や市場のニーズに対応する新技術を商業化しながら、急速に変化するアジア太平洋地域での突出した成長を促進することによって、世界市場を拡大するのに役立っている。

急成長する中国市場のニーズに対応
一方、デーナ中国のアントニオ・バレンシア社長は、次のように語った。
「デーナは、急速に成長する中国の自動車市場に25年以上にわたりサービスを提供しており、重慶の工場建設は、優れた性能と燃費を提供する技術を使って自動車メーカーを支援するデーナの継続的な取り組みを強調しています。また、この技術は、デーナが中国工業情報化部の『Made in China 2025』と第13次5ヵ年計画による近代化戦略をサポートしていることを示しています。」(プレスリリースより引用)

デーナは、江蘇省無錫市に、コンセプト開発から発売までの新製品をサポートするデーナ技術センターを持っており、Spicer SmartConnectシステムは、この技術センターでテストと検証が行われた。

2013年に発足したこの技術センターには50人以上のエンジニアがおり、中国およびその地域の新製品の提供を容易にし、世界各地で開発された技術を、中国市場の特定のニーズに適応させている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

Dana News Releases
http://dana.mediaroom.com/
Amazon.co.jp : 5010 に関連する商品
  • ベントラー、ドイツのバッテリートレイ製造施設を拡大(11月1日)
  • Rheinmetall Automotive、電気蒸気ポンプの受注額で新記録を達成(10月31日)
  • デンソー、フロスト&サリバンの2020カンパニーオブザイヤーを受賞(10月31日)
  • 起亜自動車アメリカ、「ニロ EV 2020」をMITに寄贈(10月31日)
  • ボルグワーナー、ヒュンダイ自動車に対するスターターモーター供給拡大(10月31日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索