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ZF Friedrichshafen、e.GO Mobile社と合弁会社を設立
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2017年5月21日 11:30
人と貨物を輸送する自律型電気式車両を開発
ZF Friedrichshafenは18日、子会社であるZukunft Venturesを通じて、e.GO Mobile社との合弁会社「e.GO Moove」を設立し、大都市圏の交通をより清潔で安全、効率的にするために自律的なエレクトロモビリティシステムを確立することを目指すことを発表した。
ZF Friedrichshafenのステファン・ゾンマー博士は、次のようにコメントした。
「自律的で接続され、柔軟性に優れた電気シャトル車は、安全で快適、効率的で環境に優しい輸送手段として、都市部と首都圏で重要な役割を果たします。これらの車両は、我が社の『Vision Zero』目標に向けて重要な一歩となります。」（プレスリリースより引用）
e.GO MobileのダイナミズムとZFの専門知識が融合
ZFは、この計画されている合弁会社「e.GO Moove」へのZFのコミットメントにおける重要なビルディングブロックとなる電化ドライブラインの主要なサプライヤーである。同社は、ADAS・シャーシ・センサーの融合技術も提供する予定だ。また、ZFのスケーラブルなスーパーコンピューティングコントロールボックスである「ZF ProAI」は、クラウド内で更新可能な統合車両システムとして中心的な役割を果たす。コントロールボックスは、車両からインフラへのアプリケーション用の人工知能アルゴリズムに基づいており、学習が可能。そして、他の車両および周囲の環境と通信することができ、群知能の形で、輸送車両をより安全かつ効率的なものとする。
一方、e.GO Mobile社は、ラリー用のホモロゲーションモデル車両を効果的に製造し、量産化してきたアーヘン工科大学のキャンパスに、高度に接続されたインダストリアル4.0対応のインフラストラクチャを構築した。
e.GO Mobile社の創立者兼CEOであるギュンター・シュー教授は、次のように説明している。
「電気式の人と貨物を運ぶシステムなどの新しい車両コンセプトは、高い反復性を持ち、同時に安価に製造する必要があります。ZFのような強力なパートナーと協力することで、我々は、車両登録可能な新しいモビリティテスト車両を、ドライバーや都市に迅速に提供できます。なぜなら、新興企業のダイナミズムと、ZFが持つ産業化の専門知識と市場アクセスを組み合わせるからです。」（プレスリリースより引用）
自律型電気式車両が都市の物流業界に貢献
ZFは、人と貨物を輸送する自律型電気式車両が世界中で使用される可能性が高いと考え、2016年11月に発表されたZF Future Studyでは、2030年までに都市の物流業界を中心に大幅に成長することを予測している。ステファン・ゾンマー博士は、次のように述べた。
「e.GOとともに、我々は、モビリティ業界における革新やスピード、グローバルな生産ノウハウを、一流の販売とサービスの専門技術と融合します。e.GOの人と貨物の輸送は、インテリジェントな機械システムだけでなく、自律的な運転と、将来のモビリティソリューションにおける我が社の専門知識を実証するでしょう。」（プレスリリースより引用）
また、ZFは、外部パートナーおよび現場の他の専門家との協力契約を引き続き締結しており、2016年9月にはZukunft Ventures社を設立、積極的にZFに関連する技術の開発を行っている企業に投資を行っている。
（画像はプレスリリースより）
ZF Press Release
https://www.zf.com/
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