中国のタイヤメーカーであるWANLIタイヤ社に勝訴
世界的タイヤメーカーであるブリヂストンは5月31日のプレスリリースにて、中国のタイヤメーカーであるWANLIタイヤ社に対して、提訴していた特許侵害訴訟について、上海知識産権法院にて勝訴したことを発表した。
この訴訟はブリヂストンがすでに特許取得しているSUVタイヤDUELER A/T REVO2のトレッドパターンを用いて製造、販売していたことに対し、2015年10月に特許権侵害を提訴していた。
2017年4月にはブリヂストンの主張が承認され、WANLIタイヤ社に対し、製造および販売を中止し、金型の廃棄、さらには損害賠償金の支払いを命じた。
ブリヂストンの権利に厳しく目を光らせていくと明言
昨年9月にブリヂストンは意匠権の侵害として別の企業を相手に勝訴していたが、これは10年間の権利期間であった。
今回の判決では特許権の侵害に当たるとし、この権利期間は20年に定められている。損害賠償額は約600,000元であり、今後もこの権利は尊重されていくだろう。
ブリヂストンはこれからも知的財産の保護に目を光らせていくつもりでいる。ブリヂストンは特許、商標、知的財産の侵害については、厳しく追及していくと明言している。今後も厳正な対処を続け、顧客の安心、安全性を保証し、ブランドの向上を図っていくとした。
(画像はブリヂストンのホームページより)

ブリヂストン プレスリリース
http://www.bridgestone.co.jp/2017053103.html