ドイツのツヴィッカウ工場で生産するグラスマット吸収式(AGM)バッテリー
自動車向けの先進バッテリーや車両の内装システムなどに特化し、世界のテクノロジーと産業のリーダーであるジョンソンコントロールズは、ドイツのツヴィッカウ工場で生産しているグラスマット吸収式バッテリーが生産記録を達成したことを、5月23日のプレスリリースで明らかにした。
同工場はスタートストップ車両のための「グラスマット吸収式(AGM)バッテリー」生産に特化しており、このほど生産数が4000万個の生産マイルストーンに達した。
世界的に「グラスマット吸収式(AGM)バッテリー」の需要は増加し続けており、2020年までにはEU加盟国で生産される車両の82%にスタートストップテクノロジーが使用されると見られている。
従来のバッテリー能力を3倍以上上回るグラスマット吸収式(AGM)バッテリー
主にツヴィッカウ工場で生産されているグラスマット吸収式(AGM)バッテリーは、従来のバッテリー能力に比べ3倍以上の能力を提供することが可能となる。また、およそ5%の燃料節約が見込まれている。
スタートストップ車両においてエンジンが切れている間、グラスマット吸収式(AGM)バッテリーはエンジンに代わり、ラジオやライト、空調などに使用される。さらに瞬時にエンジンを再開するためのパワーも提供する。
今後も増加が見込まれるグラスマット吸収式(AGM)バッテリーの需要を満たすためジョンソンコントロールズでは、2016年には1700万だった生産量を2020年には3倍の5000万へと増加させる予定だ。
(画像はプレスリリースより)

ジョンソンコントロールズ・プレスリリース
http://www.johnsoncontrols.com/