フォードの北米向け大型トラックに搭載
ボルグワーナーは、同社の排気ガス再循環(以下、EGR)技術が、フォードの「PowerStroke」6.7リッターV8ディーゼルエンジンに採用され、排出ガス削減に貢献していることを発表した。
EGRクーラー・EGRバルブ・空気バイパスバルブなどのコンポーネントを高い耐久性と信頼性を持って設計された第2世代のエンジンは、フォードの2017新型F-250、F-350、F-450 「SuperDuty」トラックに搭載されている。
ボルグワーナー、エミッション&サーマルシステムズの社長兼ゼネラルマネージャーであるJoe Fadool氏は、次のように述べた。
「我が社は、シングルソースから最高のEGR技術を提供し、その用途のための完璧なEGRソリューションをフォードに提供する唯一のサプライヤです。世界中の車両で既に実績のあるEGR技術を、北米のフォードの顧客に提供することを嬉しく思っています。」(プレスリリースより引用)
ディーゼルエンジンの排出ガス低減に貢献
EGR技術は、ディーゼルエンジンの排気ガスを削減する最も効果的な方法の1つであり、排出される前に、排出ガスを再循環させて燃焼室内の高い温度を低下させる。
ボルグワーナーのEGRクーラーは熱を素早く消散させ、煤や炭化水素の蓄積を低減する特別に設計されたチューブを備えており、また、フローティングコアは、高い耐久性のために、熱サイクル内で膨張と収縮が可能である。
最新のEGRバルブは、低リークでの高い流量を提供し、統合されたバイパスバルブは、エンジン始動時に排出ガスをEGRクーラーにバイパスして、コールドスタートの排出を低減することを実現している。
(画像はプレスリリースより)

BorgWarner Press Releases
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