災害救助ソリューションの構想
ヒュンダイは1月8日、「Elevate」と呼ばれるコンセプトカーを発表。自然災害時の救助活動などに構想されたもので、足場の悪いところでも移動が可能なロボットだ。
4つ脚と車輪を組み合わせて移動できる
「Elevate」はラスベガスのCESでプレゼンテーションされる。通常は車両として走行、高速道路の運転も可能だが、必要に応じて車輪の部分に折りたたまれた脚が伸び、は虫類のような形になる。
脚は特定の状況に合わせて切り替える機能を備えたモジュラーEVプラットフォームに基づいており、車輪を組み合わせて5つの自由度を加え、あらゆる方向に移動できるようになっている。
車体を水平に保ちながら、段差や足場の悪いところでも、迅速な歩行や上り下りが可能。自然災害で発生した瓦礫や土砂崩れなどの状況でも、捜索や人命救助活動を行っている人が危険を冒すことなくミッションを遂行できる。
またコンドミニアムなど玄関から階段がある場所も上ることができるため、車椅子利用者などの移動手段として利用することも可能だ。
未来の輸送計画の1部として
コンセプトではバッテリー効率にも配慮され、車輪の内部に折りたたまれると電力が遮断される仕組みになっている。
工業製品設計会社のSundberg-Feraronと共同で3年にわたり構想されたもので、ヒュンダイのCRADLE責任者、John Suh氏は輸送計画の1部だと語る。
(画像はプレスリリースより)

ヒュンダイのプレスリリース
https://www.hyundai.com/