聴覚障がい者の運転環境を一変させる革新的な技術を発表
韓国最大の自動車メーカーであるヒュンダイ自動車(Hyundai Motor)が聴覚障がい者用の運転アシスト技術を開発したと、1月10日に発表した。
同社は、聴覚障がい者が主に視覚と触覚に頼り運転をしていることに着目し、車内外の音を触覚や視覚で感知できる革新的な技術を開発。身体的に制約のある人に、より自由な運転環境を提供していく。
バイブレーションやヘッドアップディスプレイで運転者に伝達
「Audio-Visual Conversion(AVC)」は、車外の音を感知し、ヘッドアップディスプレイ(HUD)に表示し、音を視覚的に知らせる。また、「Audio-Tactile Conversion(ATC)」は車外環境について、ハンドルを通じてバイブレーションで知らせる技術となっており、主に後退する際の障害物を検知していく。
ヒュンダイ自動車(Hyundai Motor)は韓国・ソウルで、聴覚障がいを持つタクシードライバーDaeho Lee氏に、これらの革新的な技術が搭載されたタクシーで、業務を行ってもらうという動画も公開している。
(画像はプレスリリースより)

Hyundai Motor プレスリリース
https://www.hyundainews.com/en-us/releases/2685