安全性と強力な加速を実現
ブリヂストンは17日、アウディ初の完全電動SUVであるe-tronのOEサプライヤーとして選ばれたことを発表した。
ブリヂストンとアウディは、究極の安全性を確保しながら性能を落とすことなく、その壮大な加速から車内の快適さと静寂まで、新しいモデルの仕様を特徴づけるための要件についてリストを作成した。アウディは19インチから21インチまで6種類のタイヤのサプライヤーにブリヂストンを選択した。
2つの電気エンジンによって駆動されるアウディe-tronは驚くべき加速を示し、6秒以内に時速100キロに達することから、トップレベルのハンドリングと優れたブレーキ性能を確保するための優れた接触性を備えたタイヤが必要である。
ブリヂストンは、「Alenza 001」サマータイヤを供給した。このSUV用に特別に設計されたタイヤは、路面との接触を最適化してコーナーでのステアリングレスポンスとストレート走行時の安定性を向上させるブロック構造を採用している。また、ウェットグリップで、市場で最高のEUラベルのグレードAを付与されている。
また、冬のコンディションでは、ウェット、ドライ、凍結、滑りやすい、そして雪の多い路面での確実なコーナリングとハンドリングのために、「Blizzak LM 001」を提供した。このタイヤは、同社のNano Pro-Techポリマーと高シリカ化合物を結合し、優れたグリップ力を確実にしている。
最適な自律性と快適性、運転体験、静音
自律性はあらゆる電気自動車の最も重要な考慮事項の1つであり、これは、ブリヂストンタイヤがクラス最高のEUラベルのグレードAを付与されている、低レベルの転がり抵抗でのみ可能である。
タイヤはe-tronと完璧に連携して、1回の充電で400キロメートル走行することができる。また、優れた摩耗性能を提供するとともに、全体として、運転の楽しみと運転体験を最適化するために、完全電動のe-tronの要求および性能に対する優れたレスポンスとなっている。
豪華さと快適さを兼ね備えたブランドであるアウディは、最初の電気自動車であるe-tronによって、電気プラットホームが作る違いを強調している。
同社は、静音に近いモーターに加え、防音と二重窓、特別なシールをデザインに組み込んで、ドライバーがエンジンの静寂を「聞く」ことを可能にした。
アウディが達成しようとしていたものを正確に理解して、ブリヂストンは、車内騒音を最小にするさらなる手段として、同社のBサイレント技術を提案した。これでは、タイヤ内の中空スペースが反響を減らすために埋められ、タイヤの壁と構造は、路面上でのタイヤの動きによる振動と残響を最小限に抑えるために補強されている。
自動車メーカーからの厳しい課題に対応する技術
OE製品として承認された様々なブリヂストンタイヤとe-tronとのペアリングは、ブリヂストンがアウディにとってナンバーワンサプライヤーであるという、両社の強力なコラボレーションにおける最新のステップである。
ブリヂストンEMEA、OE製品担当バイスプレジデントであるMark Tejedor氏は、次のように述べている。
「アウディは、革新的で環境にやさしい、比類なく快適なドライビングを提供する車を生み出した。そして、この車両を同じ特性を提供するブリヂストンタイヤと組み合わせたことは必然的である。車両が、ますます、接続・自律・シェア・エレクトリックであるCASEとなっていく急速な変化の中で、ブリヂストンは、R&Dにおいて業界をリードする投資を行っているおかげで、自動車メーカーからの最も厳しい課題に応える新しいソリューションとテクノロギーを提供している。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)

Bridgestone Press Releases
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