合弁会社の新工場
ラネTRWステアリングシステムズ社は2月12日、市場需要への対応、生産能力の拡大を目的として、インド・ティルチラーパッリ(南インド・タミル・ナードゥ州)に、セーフティプロダクト向けの新たな工場を設立すると発表した。
同社は、ラネグループとZFグループの合弁会社である。
エアバッグとシートベルト部品の生産拠点
新工場は、テルティ・チェンナイ間の国道沿いに立地し、テルティから40㎞、チェンナイから300㎞に位置する。
グループ内外向けに、ファブリック(布)のレザー切断、エアバッグクッション製造を行う拠点となる。予測される市場需要への対応、生産能力の拡大に取り組む。
約4億ルピーが投資され、初期の年間生産能力に関して、エアバッグは約50万モジュール、シートベルト部品では100万ユニットを計画している。
稼働後2年間で、エアバッグの年間生産能力は100万モジュール、シートベルト部品は200万ユニットまで増加させるという。
未来のモビリティと安全性
新工場により、セーフティプロダクトに対する需要が高まり、エアバッグクッション製造プロセスを一拠点化できるという。
ZFパッシブセーフティシステムズ事業部副社長のマイケル・ビューヒナー(Michael Büchsner)氏は、ZF、特にパッシブセーフティシステムズ事業部にとって、インド市場の重要性は年々増していると述べる。
ラネグループとの合弁事業により、市場競争力を強化できると説明する。
(画像はプレスリリースより)

ZF プレスリリース
https://press.zf.com/