エアスプリングシステムの開発を促進
コンチネンタルは2月13日、建設機器の振動を軽減するエアスプリングシステムの開発について発表している。実現できれば作業現場での機械運転の安全性と効率性に寄与する。
エアスプリングの振動を効果的に軽減
同社は、エアスプリングとデジタルを統合した一体型のセンサー技術の開発を行っている。しかし大きく頑丈なエアスプリングの機能を維持しながら、繊細な電子システムを組み込むことは容易ではなく、制御分野での開発が課題となっていた。
それを特別なアダプタを使用して解決。2本のケーブルのうち、1本はエアスプリングの振動を軽減する制御システム、もう1本はデータ用に接続。機械の状態を自動で測定、マシンコントローラーに送信する。
建築・採鉱現場の機械作動状態をデータ化
ホコリや汚れの出る過酷な環境下にありながら、これまでは作動状態を人間の視覚や認識といった主観的な情報に任されてきた。システムが作動状態の詳細な情報を把握できれば、作業現場での安全性や効率性が大きく向上する。
同社ではこの開発を、デジタル化の次の段階を迎えるシステムになると述べている。
将来的にはセンサー技術を統合したスマートな監視システムを構築するため、さらに顧客の意見やニーズも取り入れたシステムの開発を進めるとしている。
(画像はプレスリリースより)

コンチネンタルのプレスリリース
https://www.continental-corporation.com/