人・車・サイクリストがつながる技術
コンチネンタルは2月21日、通信事業者と行っている5G対応などのデジタルシールド開発について、Mobile World Congress(MWC)で最初のテスト結果を発表することを明らかにした。
5G対応の最新モジュールへの構想
同社は、昨年より通信グループVodafone(ボーダフォン)と協業し、通信技術を活用した交通安全支援システムの開発を行っている。2020年始めに量産開始予定だ。
現在ドイツのVodafone 5G Mobility Labで行っている、5G・C-V2X・モバイルエッジコンピューティング・AIなどを活用したデジタルシールドの検証結果と交通事故防止の有益性をMWCで発表する。
歩行者やサイクリストはスマートフォン、車両はAIとカメラを組み込むというシナリオで、道路利用者はモバイルネットワーク基地を介して危険検知や警告を発する。
例えばボールを追いかけて飛び出した子どもを車両が認識するためには、リアルタイムでの超高速データ転送が必要であり、これは5Gとモバイルエッジングコンピューティングの組み合わせによって達成できるという。
道路利用者すべての安全を目指して
このシステムは、追い越し前に接近する車両への警告や、渋滞が近づくと減速を促す警告などが可能になるとテストで確認されている。
ドイツ政府の統計によると、2017年の交通事故死亡者の4分の1がサイクリストと歩行者だという。同社は、道路利用者すべてのコミュニケーションによる、安全な社会への実現を目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)

コンチネンタルのプレスリリース
https://www.continental-corporation.com/