様々な市場で多くの車両に搭載へ
ボルグワーナーは、同社の最新の可変カムタイミング(VCT)システムを導入したヒュンダイGamma IIエンジンが、キアK3フォルテに搭載されていることを発表した。
ボルグワーナーは、エンジンの吸気バルブタイミングのために、ミッドポジションロック(MPL)と先進のセンターボルト油圧制御弁が付いた、可変位置ソレノイド(VFS)およびパッシブねじり補助型(TA)位相器を提供した。
この1.6リッターI4ガソリンエンジンは、今後数年間、韓国・中国・北米の市場において、多くの車両に搭載される予定である。
ボルグワーナー・モールスシステムズの社長兼ゼネラルマネージャーであるJoel Wiegert氏は、次のように述べた。
「我が社のTA位相器とMPL技術の組み合わせた製品により、自動車メーカーは、燃費を向上させるために、遅開き吸気バルブクロージング方法を使用することができます。Lambda IIエンジンのVCT技術が成功したのに続いて、現地製造を提供し、新しいGamma IIエンジンプログラムによるヒュンダイとの関係を拡張できることを誇りに思います。顧客が、この技術が提供する燃費向上と統合の容易さを評価し、今後数年間で、MPL技術の需要が大幅に成長することを期待しています。」(プレスリリースより引用)
燃費向上と統合の簡素化
ボルグワーナーの可変力ソレノイドを使用するTA位相器は、位相のために、油圧とカムトルクエネルギーを利用する。特許取得済みのMPL技術は、拡張された走行範囲内の中間位置においてデフォルトの停止を行い、カムシャフトの位置決めの範囲を広げることができる。
パッシブMPL技術は、アクティブ制御をデフォルトの位置に戻して再ロックすることを必要とする競合モデルとは異なり、あらゆる操作状態で、信頼できるエンジンスタートのために、安全装置をミッドパークの位置に戻すことが可能である。
先進の油圧センターボルトバルブは、組み立てラインにおけるエンジン生産を簡素化する。
(画像はプレスリリースより)

BorgWarner Press Releases
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