小型で高性能、高い効率性
デーナは、Mecalac社と協力し、新しいMecalac e12電動コンパクトホイールショベル用のカスタマイズされたeドライブトレインシステムを開発したことを発表した。
この車両は、実証済みのMecalac 12MTXをベースフレームとして、このバーションは、世界で初めて電気駆動の小型ホイール式パワーショベル。2018年Intermat Innovation Awardsの一環として、2018年初めにEnergy Transition Awardを獲得している。
Mecalac e12小型ホイール式パワーショベルは、Spicer 112アクスルとSpicer 367シフト・オン・ザ・フライ・トランスミッションを搭載しており、最新の都市建設現場をサポートするために必要な、幅広い性能、コンパクトなサイズを提供する。
Mecalac、技術責任者のJean-Baptiste Rousseau氏は、次のように説明した。
「ヨーロッパの建設市場は、中型車と小型車のためのゼロエミッション基準に向けたトレンドを取り入れているため、我が社の顧客は、信頼できる性能を求めながら効率性の大きな進歩を示しています。デーナは、12MTXのドライブトレインを既存の車両アーキテクチャ内で電気駆動機能を追加するように適応させることを実現しました。技術の専門知識とオープンコラボレーションで、我々は、最適なソリューションとこの車両の市場への配送を推進しています。」(プレスリリースより引用)
8時間の動作が可能なMecalac e12のエンジンコンパートメントには、従来バッテリーの3倍長寿命のリチウム鉄リン酸塩製品である「LifePO4 バッテリー技術」が搭載されており、バッテリーは約7時間で充電できる。
オフハイウェイ車両に向けた電化ドライブラインを開発
デーナは、ハイブリッドおよび電気自動車アーキテクチャのためのドライブトレインシステムを開発してきた長い歴史を持っている。同社はまた、特許を持つバッテリーと電気冷却技術、燃料電池技術を提供している。
さらに、この車両のディーゼルエンジンバージョンにはSpicerドライブトレインコンポーネントが搭載されているため、デーナのエンジニアはこの特定のアプリケーションに豊富な経験を持っている。
デーナ、オフハイウェイ・ドライブ&モーション・テクノロジーの社長であるAziz Aghili氏は、Tier1サプライヤーとして、オフハイウェイ産業における電化の成功は、性能によって左右されるとの見解を示し、次のように述べた。
「これらの技術は、電気と従来のパワートレイン両方のオプションを提供しながら、シングルパッケージ内で最適化された、完全に統合された電気駆動技術へのスムーズな移行をサポートしなければなりません。ハイブリッド化と電化に向けてエンジニアリングの重要性が業界全体でさらに高まっているため、デーナ新しいエネルギー車両に対するサポートは注目されており、毎年大きく伸びています。」(プレスリリースより引用)
デーナは、オフハイウェイの顧客に幅広い技術を活用して、生産および製造前テストおいて、数多くの電化ドライブラインアプリケーションを提供している。
(画像はプレスリリースより)

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