ブレーキパッドの生産を強化
HELLA Pagidの親会社の1つで、世界最大のブレーキパッド製造業者の1つであるTMD Frictionは7月31日、エッセンの拠点において、クラスター生産を開始することを発表した。
拡張した工場でHELLA Pagidは、そのポートフォリオのブレーキパッドの一部を生産し、TMD Frictionは、新しい生産工場の恩恵を受けることとなる。これにより、HELLA Pagidは、アフターマーケットのブレーキ部品の大手プロバイダーとして、その役割をさらに強化することとなる。
現在、エッセンのTMD Frictionは、年間2,300万個のブレーキパッドを生産しているが、工場の拡張によって、エッセンだけで年間最大6,500万個のブレーキパッドが生産されることが期待される。
HELLA Pagid、プロダクトマネージメント&マーケティングのディレクターであるThomas Gorkow氏は、次のように述べた。
「我々は、ドイツの親会社による投資を喜んでおり、主要なOEM製品を我が社の顧客に提供することを楽しみにしています。」(プレスリリースより引用)
最先端技術で銅不使用のブレーキパッドを生産
新しい生産工場は、最先端技術を使用した最新の原料混合施設により、さらに先進のものとなっており、ブレーキパッドのポートフォリオの大部分は、すでに銅不使用のブレーキパッドに変更されている。
最新技術を使用することで、HELLA Pagidは、2025年の法規制開始よりずっと前に、銅不使用のブレーキパッドを世界的に供給するという目標を達成する。
HELLA Pagidは、現在、2,300を超えるヨーロッパ製のブレーキパッドを提供しており、これによりヨーロッパの車両在庫の99%をカバーしている。
同社の製品ラインナップには、部品・ブレーキ油圧・液体およびアクセサリーの装着が含まれる。世界中の販売会社や倉庫、ドイツやアジアの物流拠点では、製品が卸売り流通チェーンや修理工場に迅速に到着するようになっている。
これに加えて、モーター技術者は、迅速かつ有能な顧客サービスに頼ることもできる。更新された技術情報と実用的なヒントは、「HELLA TECH WORLD」を通して常時利用可能である。
(画像はプレスリリースより)

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