ボルグワーナー、アウトメカニカ2018でアフターマーケット用高品質製品を紹介

ボルグワーナーは、9月11日からドイツのフランクフルトで開催されるアウトメカニカ・フランクフルト 2018において、独立系アフターマーケットに向けた包括的な先進的ソリューションを紹介する。

同社は、幅広い新しい交換部品の中から、再生可能なターボチャージャー、排気ガス再循環（EGR）バルブを含む、持続可能で省資源の「REMAN」プログラムを展示する。その他、レース用に設計された製品「EFR」や「AirWerks」ターボチャージャーなど、チューニングとレース用の高性能ソリューションも紹介する予定である。

また、ボルグワーナーは、大規模なアフターマーケット・ポートフォリオの拡大に着実に取り組んでおり、ターボチャージャーアフターマーケットに関して、毎年最大300の新しい部品を追加している。

ボルグワーナー・ターボシステムズ、グローバルアフターマーケットの副社長兼ゼネラルマネージャであるMichael Boe氏は、次のように述べた。


ボルグワーナーのアフターマーケット・ポートフォリオには、昇圧・排気ガス再循環（EGR）技術、熱管理ソリューション、高性能ターボチャージャー、全輪駆動（AWD）技術用スペアパーツなどがある。

さらに、同社は、専門的に再製造された技術を提供し、独立系アフターマーケットが提供する有効なソリューションのポートフォリオを継続的に拡大している。

現在、独立系アフターマーケットで利用可能な製品の範囲は、8,000のターボチャージャーを含む合計で約15,000の部品があり、そのうち約800が、複数の多様なアプリケーションで使用可能な再生産されたソリューションである。

さらに、アフターマーケット・ポートフォリオは、EGRバルブ130台、サーモスタット500台以上、複数の追加製品で構成されている。直近の12ヶ月以内に、同社は43のREMAN EGRバルブと101のREMANターボチャージャーを含む約325の製品を追加した。

REMANプログラムは、ボルグワーナーのアフターマーケット・ポートフォリオにおいて大きな役割を果たしている。REMAN製品で使用されている部品をリサイクルして調整することにより、同社は、製品寿命の後期段階の車両を所有する顧客に、持続可能性の取り組みに貢献するコスト効率の高いソリューションを提供することができる。

これまでボルグワーナーは、250万個以上のターボチャージャーを再製造してきた。ターボチャージャーなどの使用済みまたは損傷したOE製品は、高品質基準に準拠した複雑なプロセスで再構築される。

この最新の再製造手順では、初めに、各製品を分析し、分解・洗浄を行い、コンポーネントを当初の清潔状態に戻す。その後、できるだけ多くの部品を節約するために、どの部品が再利用できるかを確認する。そして、新しいコンポーネントは、シールやベアリング、アクチュエータなどの小さな部品や摩耗部品をすべて交換する。

最後に、再検査された製品が同社の新しいシリーズ製品と同じ形、適合性、機能を持つことを保証するために、社内テストと検証が行われる。同社は、この再製造コンセプトにより、資源を節約し、CO2などの排出量と産業廃棄物を大幅に削減するという目標を達成している。

タービン、ベアリング、コンプレッサーに関して、470万台のハウジングを再利用することで、年間14,300トンの鋳鉄と3,700トンのアルミニウムを削減した。ボルグワーナーは現在、約800種類のREMANターボチャージャーを世界中で提供している。

（画像はプレスリリースより）




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