ボルグワーナー、中国のWM Motorと3年間の戦略的協力契約を締結自動車業界ニュース

ボルグワーナー、中国のWM Motorと3年間の戦略的協力契約を締結

　2018年10月1日 05:30　

高効率で高性能の電気システムを供給

ボルグワーナーは9月25日、明日のスマートシティの輸送モデル確立に向けて、中国の自動車メーカー、WM Motorと3年間の戦略的協力契約を締結したことを発表した。

この契約で、ボルグワーナーは、高性能電気駆動モジュール（eDM）を含む、高度な電気推進技術と効率的な電気アプリケーションシステムのフルレンジを提供する。

WM Motorの会長兼CEOであるFreeman Shen氏と、ボルグワーナー・パワードライブ・システムズの社長兼ゼネラルマネージャであるStefan Demmerle氏が契約書に署名した。

Stefan Demmerle氏は、次のように挨拶した。

「我々は、中国自動車市場の主要な新興企業であるWM Motorと協力契約を締結することを喜んでおり、有望な電気自動車業界におけるビジネスチャンスを探るためにパートナーになることができて嬉しく思う。」（プレスリリースより引用）

また、ボルグワーナー・チャイナのTom Tan社長は、「この協力は、中国の新エネルギー車市場におけるボルグワーナーの拡大のための大きな一歩を踏み出した。我々は、効率的な電気システムと高性能の電力製品を使って、中国の電気自動車業界の発展を促進する。」と語った。

排出量要件も充足しスムーズな運転体験

ボルグワーナーとWM Motorの協力関係は、WM Motorの最初のモデルEX5から始まった。4月にAuto China 2018で発表されたEX5は、大型車の双方向体験を提供する業界初の純粋なSUVである。

双方向のウィンドウ投影から顔認識に基づくWeltmeister IDまで、EX5は車載用のデジタル化されたソリューションでスマートな双方向体験を実現した。

ボルグワーナーは、このスマートな電気自動車モデルに高性能eDMを提供する。業界をリードする「eGearDrive」トランスミッションと高電圧ヘアピン（HVH）電動モーターテクノロジーを統合したeDMは、純粋な電気自動車またはハイブリッド車に電力を供給する。

先進の設計により、重量・コスト・設置スペースを削減するだけでなく、設置が簡単で、エネルギー効率と排出量の要件を満たしている。

また、高精度ギヤトレインは、システム損失を低減し、出力密度を向上させ、運転範囲を拡大し、ドライバーや乗客にとって静かでスムーズな運転体験を提供する。

（画像はプレスリリースより）