自動車排気ガス低減と燃費向上
コンチネンタル・オートモーティブ(以下、コンチネンタル)は8日、「27th Aachen Colloquium」にて、低燃費・自動車排気ガスの低減を可能にするクリーンディーゼル駆動システム「Super Clean Electrified Diesel」を紹介した。
「Super Clean Electrified Diesel」は、2016年に初めて公の場にて紹介された。
革新的技術「Super Clean Electrified Diesel」
コンチネンタルは、エンジン統合技術と補助排気ガス後処理機能を統合させ、触媒コンバーター(自動車排気ガス中の有害成分を低減する装置)の技術革新を行った。
あらゆる走行条件においてエンジン排気温度が管理でき、瞬時に効率的な変換温度に達することが可能になった。
また、エンジンは効率化され、電力量には余力が生まれ、燃費量効率は向上し、消費率は低くなる。高効率な電動化により、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジンともに排気ガス排出量の削減が可能になり、NOx(窒素酸化物)排出量は35mg/km以下、CO2(二酸化炭素)排出量では10g/kmまで削減できる。
次世代自動車に向けて
自動車の排気ガスから排出されるNOxは大気汚染の要因になり、特に、ディーゼルエンジンでは、年々、次世代自動車の需要が高まりつつある。
同社のエンジンシステム事業部長ヴォルフガング・ブロイアー(Wolfgang Breuer)氏は、「Super Clean Electrified Diesel」により低コストで高効率な電動化、低燃費・排気ガス低減が実現され、欧州における排出基準「Euro 6d standard」に対応できると述べている。
(画像はプレスリリースより)

Continental
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