高効率で小型軽量、高い費用対効果
デルファイ・テクノロジーズは9月26日、中国の蘇州工場が、クラス最高の複合インバータとDC/DCコンバータ(CIDD)を吉利汽車へ供給したことを発表した。
CIDDは、インバータとコンバータの両方を1つのユニットに統合し、電気自動車とハイブリッド車の両方で電気駆動システムを管理するために使用できる。インバータとDC/DCコンバータを1つのユニットに組み合わせることで、最先端の効率と温度管理を提供するとともに、コスト、重量、およびパッケージ要件を削減している。
デルファイ・テクノロジーズ、エレクトロニクス&電機部門のシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるKevin Quinlan氏は、中国市場では、高品質の次世代バッテリーの電気とプラグインハイブリッド電気自動車の需要が高まっていることに言及し、次のように語った。
「グローバルチームは、顧客が、電化された車両の生産に関して市場で望む地位となることをサポートするための、最新のイノベーションにアクセスできることを保証する。蘇州のエレクトロニクスと電化のテクニカルセンターと製造フットプリントを拡大することにより、デルファイ・テクノロジーズは高度な車両推進のリーダーとなった。発表されてからわずか7ヵ月後にチームで最初のCIDDを供給したことは重要なマイルストーンである。」(プレスリリースより引用)
中国へ多額の投資
デルファイ・テクノロジーズは、2019年の下半期にフル稼動となる蘇州のエレクトロニクスと電化の工場に8,000万ドルを投資しており、2019年までに中国の従業員数を2,987人から3,500人に増加させる計画となっている。
同社が中国に展開している投資額は1億8,000万ドル以上であり、すでに北京、上海、煙台に施設を保有している。
(画像はプレスリリースより)

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