高品質ホース製品や可動流体システムを提供
コンチネンタルは、中国の青島にある中国ドイツ協力エコパークに、新しい工場を開設したことを発表した。
この工場には、総額約2億4,000万元(約3,000万ユーロ)が投資され、面積は約84,000平方メートル。新工場では、水、燃料、オイルおよび空気などの自動システムにおける流体媒体の安全な循環を確実にするための、乗用車および商用車用の高品質ホース製品および可動流体システムソリューションを提供する。
また、中国の自動車市場の需要に基づいた地域的な経済開発と、自動車産業の構造的なアップグレードを促進するために、グローバルなリソースと能力の統合にも取り組むこととなっている。
中国自動車市場の需要に基づく開発・生産
近年の自動車産業の省エネルギー・環境保護に関する要求に応えるため、新工場では、新冷媒HFO-1234yfを用いた先進の空調ホース、電気自動車に適した軽量の冷却水ホース、国のIV基準を満たしたGPFホースなど、世界をリードする技術を提供し、新しいエネルギー車両メーカーにプロフェッショナルな可動流体ソリューションをもたらしている。
一方、既存の生産ラインでは、色々なセグメントに向けた、冷却システムライン、空調ホース、オイルライン、ターボチャージャーライン、排気GPFラインなどのコア製品を製造する。また、乗用車と商用車に向けて、空調ライン、空気導入と排気システムライン、暖房/冷房ライン、エンジンとドライブトレインなどを製造する。
さらには、設計と研究開発、ホースラインから温度管理システムまでの製品の生産、従来型車両と新エネルギー車両のためのシステム化されたソリューションも提供していく。
中国ContiTechのコンチネンタル部門責任者であるSong Qi氏は、次のように説明した。
「山東省のビジネス環境により実現された協力的な機会のおかげで、今後数年間で青島工場への投資を継続し、来年、青島工場にホース用の技術開発センターを建設して、中国において最大の自動車用ホース生産ライン工場とする予定です。そして、中国をリードするメーカー向けの開発で重要な役割を果たし、自動車市場の活力を促進し、中国市場に対するコンチネンタルのコミットメントを実現します。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)

Continental Press Releases
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