事業拡大を目指して生産体制を整備
自動車の内装・外装品、パワートレーン機器部品の大手サプライヤーであるトヨタ紡織は10月23日、自動車用フィルター製品等の中国における事業拡大を目指した生産体制を整備するため、中国の天津市に天津豊田紡汽車部件の新工場を移転して、本年10月より生産を開始したことを明らかにした。
天津豊田紡汽車部件の新工場は、樹脂成型設備を新規導入することで、エアクリーナーなどの吸気系構成部品の生産から完成品までの一貫生産体制を整えている。
人と環境に優しい工場
天津豊田紡汽車部件は2004年6月に資本金1,180万米ドルで設立され、32,500平方メートルの土地面積に160名の従業員体制でエアクリーナーやキャビンエアフィルターなどの自動車用フィルター製品の製造と販売を行っている。
今回生産を開始した新工場は、従来の1.5倍規模の生産エリアを確保することで、今後の受注拡大に柔軟に対応して競争力の強化を図っていく方針である。
この新工場は人と環境に優しい工場を目指しており、太陽光発電パネルの設置や、構内に雨水吸収コンクリートを使用するなど天津開発区で初となる豪雨時の雨水排出抑制対策を行った工場となっている。
(画像はプレスリリースより)

トヨタ紡織 プレスリリース
https://www.toyota-boshoku.com/