EUの緊急コールシステム
ボッシュでは11月30日、EU圏での緊急通報システム・eコールについて説明。2018年3月末より新規登録の車両に対し必須となったものだが、保険会社にも正しい理解を促している。
ボッシュのシステムは中古車にも導入可能
新しいEUプロジェクト・eコールは業界に変化をもたらしている。
EコールにはEU加盟のもとで開発された112 eCallシステム、eCallsのEU標準にも準拠している民間の第三者サービスプロバイダ(TPSP)eCallsから構成されているシステムの2つがある。
ボッシュはIT統合から技術運用まで、必要なすべてのサービスを提供。関連するスマートフォンアプリを備えた改造可能なシステムも導入しており、中古車でもこのシステムを装置することが可能だ。
システムはEUの一般データ保護規制(EU GDPR)など、適用される規制に従って処理され、車両タイプや乗員数などのデータ、つまり事故状況の評価に関連する情報が含まれるが、個人のプライバシーを脅かすものではない。
ネットワークの開発と保険の見直し
EU加盟国内であれば事故は適用され、地元の救助センターに自動送信。車が登録された言語で対応できるのもメリットだ。
eコール通報システムは、ネットワーク型車両の開発が進むにつれ自動車メーカーの課題となっているが、保険会社もそれに準じた価値のあるサービスを検討するべきだとアドバイスをしている。
(画像はプレスリリースより)

ボッシュのプレスリリース
https://www.bosch-presse.de/