サプライヤや自動車メーカー間の協力を促進
デルファイ・テクノロジーズとヴァレオは、サイバーセキュリティのAutomotive Information Sharing and Analysis Center(Auto-ISAC)に加盟した。
この2社が新規加盟したことは、自動車サイバーセキュリティをめぐる、サプライヤと商用車の会社、自動車メーカー間の協力を促進することに関するAuto-ISACの取り組みの一例である。
Auto-ISACは、自動車サイバーセキュリティを推進するためのグローバルな情報共有コミュニティを確立することを目的として、2015年8月に自動車メーカーによって設立されたもの。
Auto-ISACの会長を努めるゼネラルモーターズのJeff Massimilla氏は、次のように語った。
「デルファイ・テクノロジーズとヴァレオは、安全な接続された車両の設計とエンジニアリングにおいて重要な役割を果たしており、両社が加盟することで、車両のライフサイクルのあらゆるフェーズに、強力なセキュリティ対策を組み込むことに向けた、業界の積極的な取り組みを推進することを嬉しく思っている。」(PR Newswireより引用)
安全なインテリジェンスポータルで情報共有
Auto-ISACは、出現するサイバーセキュリティリスクに関する知識を共有して解析するための中央ハブとして運営されている。
その安全なインテリジェンス共有ポータルにより、メンバーは、サイバーの脅威により効果的に対応することに役立つ情報について、匿名で提出し受け取ることができる。
非OEMメンバー代表のアフィリエイトアドバイザリーボードの会長であるAT&TのJeff Stewart氏は、次のように述べた。
「我々は、接続された車両のサイバーセキュリティにおいて重要な役割を果たしている。サイバーリスク情報の共有と分析は誰にとっても有益であり、デルファイ・テクノロジーズとヴァレオが、我々の情報収集作業に貢献することは重要なことである。」(PR Newswireより引用)
車両サイバーセキュリティの情報ガイドを提供
Auto-ISACの主な活動は、車両サイバーセキュリティの組織的および技術的側面をカバーする情報ガイドを提供する、自動車サイバーセキュリティベストプラクティスエグゼクティブサマリーの発行である。
現時点では、「事例対応」「ガバナンスとコラボレーションおよび適切な第三者とのエンゲージメント」という2つのガイドが公開されている。また、「リスク管理」「設計によるセキュリティ」「脅威の検出と保護」「トレーニングと認識」含む6つの追加ガイドも作成されている。
Auto-ISACには、グローバルな記載がある。そのメンバーは、北米の道路における軽自動車の99%以上を占めている。メンバーには、大型車、商用車、輸送業者、サプライヤも含まれる。
(画像はDelphi Technologiesより)

PR Newswire
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