パナソニック、スペインのフィコサと協業開発した電子インナーミラーの供給開始

自動車部品の大手サプライヤーであるパナソニックオートモーティブ＆インダストリアルシステムズは、スペインの自動車部品およびシステムサプライヤーであるフィコサ・インターナショナルS.A.（以下、フィコサ社）と初めて協業開発した電子インナーミラーの量産と出荷を2017年9月より開始すると発表した。

パナソニックオートモーティブ＆インダストリアルシステムズは、ヨーロッパを中心とした自動車メーカー各社に自動車用ミラーの納入実績があるスペインのフィコサ社に出資し、2015年6月より協業を開始していた。

この電子インナーミラーは、広角レンズを搭載したカメラで後方の広い範囲を映すことができることから、通常のインナーミラーに比べて視野角が広く、またリヤウィンドウの内側に配置したカメラからの映像を表示することができるため、後席の同乗者がインナーミラーに映り込まず、後方を確認することが可能となっている。

そして今回、フィコサ社の持つミラー技術とパナソニックオートモーティブ＆インダストリアルシステムズのカメラおよび液晶技術を融合させた電子インナーミラーが、トヨタ自動車の純正用品として採用されることになった。

（画像はプレスリリースより）




パナソニックオートモーティブ＆インダストリアルシステムズ　プレスリリース
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