人工知能や人間工学も含めたアルゴリズムなどを研究
フォルシアは、インド理科大学院(IISc)と研究に関するパートナーシップ契約を締結したことを発表した。
この協力体制は、焦点となる2つの戦略分野「オンボードのスマートライフ」「持続可能なモビリティ」において、高度な科学的・学術コラボレーションに関するフォルシアのエコシステムを強化する。
フォルシアとIIScは、「オンラインでの外気モニタリング」「運転者動作のためのデータ解析とアルゴリズム」「工業デザインのための人工知能」という3つの分野で、新しい技術とソリューションを開発するための共同研究を実施する予定である。
契約は、Patrick Koller氏とAnurag Kumar教授によって、インドのバンガロールにおいて調印された。
未来のモビリティに向けた新しい研究分野へ
フォルシアの最高経営責任者(CEO)であるPatrick Koller氏は、次のようにコメントした。
「オープンイノベーションは、新しいモビリティの要件に向けた新技術の急速な発展における鍵です。我々は、学術的なパートナーシップにIIScが参加し、また、その専門家のアイデアに直面し共有することができることを光栄に思っています。」(プレスリリースより引用)
一方、IIScのディレクターであるAnurag Kumar教授は、次のように述べている。
「フォルシアとIIScは、この革新的な産学共同研究において、人工知能に基づいた自動車分野のソリューションで協働することとなります。我々は、一緒に、未来のモビリティに大きな影響を与える、新しい研究分野に取り組んでいきます。」(プレスリリースより引用)
科学技術研究の知識を自動車業界で活用
IIScは、1909年に、実業家のJamsetji Nusserwanji Tata氏と、マイソールの王侯、インド政府との間で、先見の明のあるパートナーシップ結ばれて設立された。創立以来107年以上にわたり、IIScは、インドにおいて、高度な科学技術研究と教育のための最高位の研究所となっている。
インドには1997年に進出したフォルシアは、現在、7つの施設と2つの研究開発センターにおいて、1,200人のエンジニアを含む3,500人の従業員を雇用しており、乗用車と商用車市場にサービスを提供している。
(画像はプレスリリースより)

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